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タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

渋野プロのスウィング

前回スウィングを難しくしている要素は「前傾角度」で、スウィング中は前傾角度をキープしなければならないということをお伝えしました。

今回は前傾角度に関連して、2019全英女子オープンで優勝という快挙を成し遂げた渋野日向子プロのスウィングを解説したいと思います。

渋野日向子プロのスウィングの特徴
1.前傾角度が深い
2.背筋はしっかり伸びている
3.インパクト時以降の前傾解除が遅い
4.頭が最後まで残っている
5.しっかり振り切る
6.バランス・タイミングが秀逸
7.構えてから打つまで早い
8.ミスを引きずらない

アマチュアゴルファーが参考にすべき点が山盛りです。

1.前傾角度の深さは球筋にも影響する重要な要素になります。毎回同じセットアップ、前傾角度ができるよう心がけましょう。但し渋野プロの前傾角度は深く一般アマチュア向きではないでしょう。

2.普通スタンスを取った時、背中が丸くなる傾向があります。背筋にはハリを持たせる感覚が重要です。頭は背筋のラインから下がる、地面に平行になって下がらないように注意しましょう。
3.一般的なゴルファーはインパクト時に、目標方向に伸びあがる傾向があります。インパクトゾーンでの早い前傾解除はパワーロスのほか、トップの可能性が高くなります。

4.頭を残す重要性は皆さん認識していますが、インパクトで頭がしっかり残っているゴルファーは多くありません。頭つまり上半身がスウィングと一緒に目標を向いてしまうのです。頭と胴体、そして下半身の3つの部位を別々に使うことが大切です。

5.ボールと向き合ったら躊躇せず、しっかり振り切ることが大切です。スウィング開始の直前または途中で雑念が入ればスウィングは間違いなくスムーズさを失います。無心かつ思い切りの良さが大切です。

6.渋野プロは斜面では下半身の強さを発揮してナイスショットを連発していました。斜面ではバランスやタイミングを乱しがちです。バランスの良い立ち方をしたうえでスウィングをしましょう。

7.構えてから打つまで長すぎた場合、殆どミスが誘発され上手くいきません。打つ前のプランニングには時間が必要ですが、決断と実行はスムーズにしたいものです。

8.渋野プロの大きなミスは最終日の3番で4パットのダボを打ったことです。しかしその後はミスを引きずらずに攻め抜き優勝を勝ち取りました。ゴルフでは気持ちの切り替えが重要なことを再認識させられました。

参考:ゴルフダイジェスト(頭を押さえる)
https://golfdigest-play.jp/info/17279748

前傾姿勢を保つには

ゴルフスウィングを難しくしている要素に「前傾角度」というものがあります。正しいスウィングは前傾角度をキープしなければならないというものです。

正しい前傾角度を作るには、背筋を伸ばして直立し、足の付け根(骨盤の後ろ付近)から体を前に倒します。腕は脱力した状態でグリップします。顎を引きすぎ下を向かないように注意が必要です。

スウィングがスタートし、トップからダウンにかけて上体に力が入り過ぎた場合、インパクトに向かって右肩が前に出過ぎてしまいます。手が体から離れたアウトサイドイン軌道を描きますので、体は前傾角度を解除し直立した姿勢を取ろうとします。

前傾した正しい姿勢が、インパクト付近で起き上がると手元が浮いてしまう、シャフトが倒れる、フェースが開くという現象は普通に起こります。結果としてチョロやスライス、最悪の場合空振りします。

フルショットでの前傾がキープされたインパクトをする方法は以下です。

1.リラックスした状態で背筋を伸ばした前傾姿勢を作る
2.インパクトゾーンでは、回転運動による体重移動を行う
3.インパクトゾーンでは、左股関節(お尻)を後ろに引く
4.インパクトゾーンでは、両腕を伸ばす
5.ヘッドアップせず頭を残す

初~中級者にとってインパクトゾーンで前傾をキープしながらクラブを振るということは、不自然な体の使い方と感じられると思います。前傾をキープしてクラブを振ることは、技術を要するものであり、最初のうちはクラブを振ろうとすれば前傾角度を解除したくなるのが普通なのです。

しかしながら、起き上がりながらインパクトする弊害は大きく、ショットが成立しない、つまり真っすぐ遠くまで飛ばすことは不可能なのです。

グリップについてですが、スクウェア(ウィーク)グリップの場合はインパクトでフェースをクローズにするアームローテーションをしなければ開いて当たります。腕を返してヘッドをクローズにする動きも肩が前に出る、つまりは起き上がる原因となります。
正しいグリップは、左手を若干かぶせて握り、親指と人差し指の間のV字が頭と右肩を指すストロンググリップが良いでしょう。右手も同様に、できたV字が頭と右肩を指すようにして下さい。

このようなストロンググリップにして腕や手元をあまり大きく動かさずに、手首の動きだけでヘッドをターンさせる方が効果的ですし、前傾を解除せずにスウィングできます。

是非練習場で確認してみることをお勧めします。

ダフリの原因と対処

ゴルフを始めて間もないゴルファーの悩みはダフリやトップが多く、フェースに当たらないことではないでしょうか。

今回は、なぜダフリが起こるのか、ダフリの原因とその対処方法を考えてみたいと思います。

アイアンを例にとりますと、ボールの位置はスタンスの中央から左側にセットされなければなりません。クラブは体の中心軸を基本に振られますが、スウィングは腰の回転が伴うためスタンスの中央より左側でヘッドが着地します。そしてスウィングの最下点はボールの左側になります。

この場所にボールがセットされていなければダフリやトップなどのミスショットが普通に起こるということになります。

最も多いダフリの原因
1.体重が右にかかった状態でのインパクト
2.トップで作られた右手のコックの解除が早い

体重が右にかかった状態でのインパクトは、体重をトップの右軸足から左軸足に移動させるタイミングが遅れるため、右足前に近い場所にヘッドが降りて来ることによりダフリが発生します。

ダウンスウィング開始とほぼ同時に体重移動が行われ、軸を中心に回転運動が起こります。素早く右足から左足に乗ることが大切です。またバックスウィングで頭は多少右に動きますが、インパクト時に元の位置に戻す必要があります。

さてダフリの最も大きな要因は、トップオブスウィングからのクラブの引きおろしと右手首のコックのリリースが上手く出来ていないことによります。

トップで作られた右手のコックつまり「野球でボールを投げる時の手からボールが離れる直前の手首が折れた形」がダウンスウィングが始まると同時に解けてしまうことがミスの最大要因でしょう。

対処方法は、トップでできた手の甲の形を維持しながら、右ひじを真下に引き下ろし、ボールの直近までシャフトを立ててスウィングすることです。

このトップからの切り返し動作は、ゴルフスウィング解析で最も難解と言われている動きです。でも繰り返し練習すれば必ず出来るようになります。

ダフらないナイスショットを頭で理解し、体で覚えて下さい。

タイのゴルフは危険が一杯

タイの正月ソンクラーン前後から一番暑い時期を迎えます。それ以降も日中の最高気温は普通に30度以上となります。

このような高温の中では、どのようなことを心掛けてラウンドをすれば良いのでしょうか。2017年に「暑季のゴルフ」をUPしましたが、今回は新しくタイに来られた方々に、タイのゴルフは危険が一杯という状況を知って頂くために再度注意点をお知らせします。

コースラウンド

ラウンド中プレイの継続が不能になるような状況を避けるために以下を提案します。

1.体調不良でコースに行かないこと
ラウンド前日に深酒や睡眠不足があれば、当日体力がより一層消耗します。前日には早く就寝し、朝は食事をしっかりとってゴルフコースに向かいましょう。

2.涼しい服装と首周りを冷やす工夫・日傘の使用
通気性の良いゴルフシャツを着用しましょう。そしてゴルフショップで首周りを冷やすアクセサリーが販売されていますので使用されたらいかがでしょう。水に浸して首に巻けば蒸発により冷却効果が期待できます。ラウンド中は涼しく過ごすことが一番です。また日傘は直射日光をガードします。

3.スタート前にスポーツドリンク、ラウンド中は水やドリンクで水分と塩分を補給
します。プレイ中は発汗により大量の水分が失われます。同時に塩分・ミネラルも一緒になくなりますので、適宜補充することが大切です。

4.早く上手くなること
ミスショットが連続する、右や左に行ってしまう、バンカーで何回も打ってしまうなど初心者状態のゴルフは体力を消耗します。早く上手くなれば効率の良い体力を消耗しないコースラウンドができます。

5.ビールはラウンドが終了してから
ラウンド中のビールは喉が渇いていることもあり美味いものです。でも美味いと思うのは飲んでいるその時であって、ラウンド中はさらに喉が渇いてきます。

本来的にゴルフはスポーツなのかレジャーなのかという議論もありますが、スポーツという感覚でゴルフをしている場合は飲まない方が良いでしょう。スコアはどうでも良い、という方もラウンド中の熱中症を防止したいなら飲まないことをお勧めします。飲むならスポーツドリンクや水です。

絶対注意すべきは、熱中症にかからないことです。では熱中症とはどんな症状なのでしょうか? 

1.熱失神
炎天下にじっと立っていたり、立ち上がったりした時、運動後などにおこります。
皮膚血管の拡張と下肢への血液貯留のために血圧が低下、脳血流が減少しておこるもので、めまいや失神(一過性 の意識消失)などの症状がみられます。足を高くして寝かせると通常はすぐに回復します。


2.熱けいれん
汗には塩分も含まれています。大量に汗をかき、水だけ(あるいは塩分の少ない水)を補給して血液中の塩分濃度が低下したときにおこるもので、痛みをともなう筋けいれん(こむら返りのような状態)がみられます。下肢の筋だけでなく上肢や腹筋などにもおこります。生理食塩水(0.9%食塩水)など濃い目の食塩水の補給や点滴により通常は回復します。

3.熱疲労
発汗による脱水と皮膚血管の拡張による循環不全の状態であり、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などの症状がみられます。スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給することにより通常は回復します。嘔吐などにより水が飲めない場合には、点滴などの医療処置が必要です。

4.熱射病
過度に体温が上昇(40℃以上)して、脳機能に異常をきたし、体温調節が破綻した状態です。種々の程度の意識障害がみられ、応答が鈍い、言動がおかしいといった状態から進行するとこん睡状態になります。高体温が持続すると脳だけでなく、肝臓、腎臓、肺、心臓などの多臓器障害を併発し、死亡率 が高くなります。死の危険のある緊急事態であり、救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げられるかにかかっています。
救急車を要請し、速やかに冷却処置を開始します。

参考:一般公益法人日本体育協会

不安感はクリア !!

皆さんご存知のようにゴルフは不安感との戦いといっても良いでしょう。

朝一ティショットは周囲の目を気にし過ぎて、当たるだろうか、ミスしたらどうしようなどと不安感を払拭していない状態からスウィングを始めてしまいがちです。打つ前からミスした後のことまで考えることはミスを誘導しているようなものなのです。

ミスして当たり前という現在の腕前を認識していれば、不安感で頭が一杯になる前に、「できる範囲のことをしっかりやろう」と考えるはずですが、なかなかそのようにはいかないのがゴルフの実情です。

ミスを誘発する不安感のクリア方法です。

1.ショットする前に現在のボールがある場所の状況をチェックする
2.打つべき場所は安全地帯にある目印を特定する
3.素振りをしてヘッドが地面に着地することを確認する(アイアンの場合)
4.軸を維持しながらリズム感を重視して打つ

この位のことは誰でもできる簡単なセットアップ方法です。この他にも自分がスウィングで重視していることを1~2程度加えても良いと思います。そしてこれらを毎回同じ手順で行うことが「セットアップルーティン」です。

大切なことはボールと向かい合い、これから打つという決意でセットアップが完了した以降は、頭の中が空っぽになっていることです。

アイアンをメインに説明していますが、セットアップが終了し、アイアンヘッドが地面についた時点でインプレイ(スウィングが始まる)になり、それ以降はスムーズなスウィングを行うためにもあれこれ考えないことです。

ゴルフは考えるスポーツですが、スウィングがスタートする直前には計画が終了し決断する必要があります。そしてスウィングの実行は無心で行う必要があるのです。計画し決断し実行した後、ショットの結果をすぐ分析すれば良いのです。良くても悪くてもです。

これが自分のデータとして蓄積されることが重要なのであって、一喜一憂している場合ではありません。分析し記憶(プロは結果もメモしています)することが大切です。

セットアップルーティンを習慣づけ、スウィングをするまでの流れ、つまり情報収集、目標設定、決断、実行が毎回同じようなリズム、内容で行われることでスウィング前に頭の中に不安感というスウィングを阻害する要因を排除できるのです。

朝一のティショット、アイアンショット等々すべてのショットにセットアップルーティンを導入し、不安感をクリアした状態でショットを心がけましょう。

短い距離のアプローチはパター感覚で

短い距離のアプローチはちょっとしたコツを覚えることで正確性がぐんとUPします。

この距離でザックリやトップでミスしてしまいスコアを悪くしている方には是非仕組みを理解した上、練習場でボールを打ち、コースで成功体験を積んでほしいと思います。

アプローチショットで易しいのはある程度距離がある場合だと思います。例えば30-50-75ヤードではクラブもある程度振らなければなりませんので、振り幅で距離感を覚えてしまえばそんなに難易度は高くないでしょう。

ですがカップまで10-15ヤードのグリーンに非常に近い場所で、パターで打ちたいけど打てない状況、例えば目の前にラフがある、砲台で距離感が難しいなどの場合は、どうしてもパター以外のクラブでアプローチショットをしなければなりません。

平らまたは多少の傾斜がある場合でも、アプローチは転がしが簡単です。打ち方は全くパターと同じといって良いでしょう。距離が短い場合はコックを使わないことは以前にもお伝えしていますが、手首を使うことは距離を出すことなので、このような短い距離の場合は手首をロックしたパタースタイルがミスを少なくすることができます。

使用クラブはPWやAWなどでしょう。SWの場合は56-58度などボールが上に上がりますので距離感は低く打つより難しくなります。ピッチエンドランから少し低めのボールをイメージします。スピンをかけて止めるというより、勢いの弱い低めのボールを打つイメージです。

練習すればすぐ分かりますが、シャフトが地面と平行になる位振っても手首をロックしているため、手とクラブヘッドの運動量の差が大きくないため、ヘッドスピードが上がらないため距離が出ないのです。

ただしグリーン奥にカップが切ってあり、20-30ヤード以上の距離がある場合は、多少手首をフリーにすれば距離感が合ってきます。コースの練習場で是非試してみて下さい。100切直前の方々には有効なショットになるはずです。

最後にアプローチで注意すべきはリズム感です。ゆっくり慌てずスウィングを心がけましょう。

再度グリップの強さについて

以前にグリップの強さについて以下のようなものをお伝えしました。

1.ドライバーなどフルショットで飛ばす場合は、グリップはソフトに握る。
2.飛ばさないアプローチやパターはしっかり握る

コースで皆さんを見ていますと1と2が逆転しているように見受けられます。ドライバーやアイアンのフルショットの場合肩や腕に力が入りグリップは100%近い力で握りしめているように見えます。

アプローチやパターのように遠くに飛ばさない場合、逆にリラックスしすぎている感があります。スコアが100前後の方の場合、ロングパットの距離感が重要になりますが、手首を動かすことにより方向性と距離感が一定しません。

そこでもう一度グリップの強さについて考えて見たいと思います。

1.のソフトに握る効果はヘッドの可動域を大きくすること、ヘッドスピードをアップする効果があります。この場合は正しいグリップで握る必要があります。なぜなら誤ったグリップでは、ソフトに握ってもヘッドが正しくターンしません。また、インパクトゾーンでフェースが開いたり閉じたりしてはボールが左右に曲がることに繋がってしまいます。

1.の効果を高めるには、肩の力を抜き腕をリラックスさせることが大切です。肩と腕がリラックスできればグリップは自然に柔らかく握ることが出来ます。飛ばしたい方、真直ぐボールを打ちたい方は、手のひらではなく、指の付け根で握るソフトグリップをお勧めします。

2.の飛ばさないコントロールショットやパターはしっかり握ってください。手首が動くということはヘッドの可動域が大きくなるため、ヘッドが走りスピードがアップします。飛ばす必要が無く、コントロールしたい場合は手首を使わない方が都合が良いのです。

まとめ
1.フルショットはソフトグリップで手首を使って飛ばす。
2.短い距離のアプローチやパターは手首を極力使わない。
3.握り方は指の付け根でグリップするソフトグリップ(パターを除く)

ショット前にすべきこと

コースレッスンは毎月行っていますが、先日のコースレッスンで特に感じたことがありましたのでお知らせします。

それはショットの前にすべき重要なことを省略して、いきなりショットをしてしまうことです。今回はこの重要な動作を省略することで起こるミスも含めてお話ししたいと思います。

ショットをするためには、まず目の前の景色を確認するとこらからスタートします。目の前の景色はショットによって毎回変わりますが、自分の球筋も考えながら、危険個所を避けて飛ばすべき場所を特定しなければなりません。

ドライバーの場合は自分の飛距離、球筋を考慮して、危険個所を避け目標を設定します。遠くに見える樹木や花などの景色を特定し目標を決め、その上で目標とボールを結んだ線をイメージします。

この線上でかつボールから50-100cmのところにスパッツを決め、その線と平行に立ちます。これで目標に正しく立てるはずです。勿論右肩が出ていないかというチェックも忘れてはいけません。

アイアンに関してはグリーンに乗せる場合を想定してみましょう。まずはボールの後ろに立ちグリーンを確認します。旗が左に立っている場合は右に、右に立っている場合は左に打つ、つまりどんな場合も基本はグリーンセンター狙いです。

アイアンの場合はフェアウェイを外した時は、傾斜地になる可能性があります。グリーンを見るだけではなく、ボールがある地面の観察は絶対にすべきでしょう。傾斜地なのに平らだと思い、スタンスを取りショットをすることでミスが高確率で発生します。

グリーンを外した場合のアプローチはスコアを決める重要なショットになります。10-30ydsの場合は積極的にグリーンまたはグリーン近くまで来て形状や落とし場所、そして距離を特定して下さい。

ボールがある芝目をチェックすることはとても重要です。順目なのか逆目なのかを実際にクラブを振って確かめる必要があります。

最後はパターです。パターはグリーンに上がる時に大まかな形状をチェックすることから始まります。いきなりボールの近くに行くのではなく、グリーン自体が饅頭型なのか手のひら型なのかチェックすることです。そしてボールとカップのライン、傾斜、距離等をチェックします。

グリーン上でいきなりボールをマークするのではなく、これらの作業つまり情報収集しなければなりません。勿論これらの動作は素早く行います。

そして必ずボールとカップを結んだ線の反対側からも確認することです。ボール側からカップを見るだけではなく、反対側から見ることでより具体的なラインと傾斜が分かるはずです。

ざっと挙げてみましたが、このようなショットをする前の重要な手順が疎かになっています。実はこれらの動作はプロや上級者は同然のようにチェックしている動作なのです。

これらの動作を行った上でのミスは、動作を行わずミスをする場合と次元が違うことなのです。

2019年 今年の目標は?

当スクールは駐在員の方がメインですが、5~10年前は40~60歳前後の方が圧倒的でした。最近は20代後半から40歳位までの方が多くなっています。駐在員の若年化が進んでいることなのでしょう。

タイに赴任してきますと半強制的にゴルフをしなければなりません。日本ではゴルフに全く興味がなく、あったとしても敷居が高い為、ゴルフをすることが無い状態からタイへ赴任が決まります。

タイに出張等で何回か来られた後に赴任される場合は、情報を収集していますので日本でクラブを購入しタイに赴任しています。中々しっかりしていますね。

このような場合は、レッスンもすぐ受けたら良いというアドバイスもあるのでしょうか、タイに赴任後すぐレッスンを受講される場合が多くなっています。

タイでの赴任期間は皆さんの話をお聞きしていますと4~5年のようです。どんな初心者の方でも3年あればゴルフは上達しますので、是非赴任期間内は真剣取り組んで欲しいです。身につけた技術は財産であり、日本に本帰国しても十分活用できる技術なのですから。

ゴルフ歴数年以上の経験者の方には、ゴルフ技術が停滞下降する、思ったように上手くならない最大要因は「不要な慣れ」とお伝えします。このコラムで何回もお伝えしています。ナイスショットにもミスショットにも分析や反省がなく、モチベーションが少しずつ低下していることに気が付かない状態で、時間が経過することが最悪の状況を作る元凶なのです。

このような場合には是非基本に立ち返り、ゴルフの組み立てをした方がよさそうです。コースでは無理なこと、無茶なことが自然に起こっているのであって、通常の精神状態では行わないようなことをするのが現場でのゴルフなのです。

基本に立ち返るとは、大きなスウィングが出来なくなった時にはハーフスウィングに戻すこと、それでも上手く行かない場合にはさらに小さなスウィング、ハーウェイバック(バックスウィングでシャフトが地面と平行)からのスウィングでスウィング軌道を調整すればショットは安定します。

そしてこの小さなスウィングこそが、アプローチの技術につながるのですから重要と言わざるを得ません。

今年は初心者の方から上級者の方まで是非ともして欲しいことがあります。それはショットが良くても悪くても分析するということです。良ければ自分を「褒めてあげる」、悪い場合は「なぜなのか」と分析する、その後に「練習場で修正する」この基本的なことを是非実行してほしいと思います。

2019年が素晴らしい年になりますよう祈念しております。


練習場シングル

皆さんは練習場シングルという言葉をご存知だと思います。

練習場ではシングル級のボールが打てるのに、本番ではシングルに程遠いボールでショットが乱れ、スコアメイクが出来ないゴルファーのことをさします。

まず何故練習場ではシングルクラスのボールが打てるのかを考えて見ます。

1.練習場では一球勝負はありません。失敗しても何球か打って失敗を調整できます。
2.そのためミスすることで発生するメンタル面での不安はありません。
3.ボールは数多く打つためじっくり考える必要もなく、ある意味テンポよくボールを打つことが出来ます。

ところが本番になると練習場と大きく違う事態となります。なぜ練習場と同じショットが打てないのでしょうか?

本番と練習場の違いを考えて見ましょう。
1.コースは一球勝負なのでプレッシャーがかかる
2.平らな場所は少なくショットが上手く出来ない
3.スウィングリズムや力加減が一定しないため飛距離が異なり、曲がる。
4.バンカーや池での対応が出来ない

大きく上げると以上になると思います。

確かに練習場のマットは滑るように考案されていますので、多少のダフリもカバーしてヘッドが前に出ていきます。ミスショットしていてもあまり気が付かない、気にならない。このような状況でいつもボールを打っているため本番のコースの芝との違いに気が付く必要があります。コースの芝生にはショットに対し、強い抵抗があるといっても過言ではありません。

いつも同じテンポで打つことも必要です。練習場ではポンポン打てるのに本番では考えすぎてしまうケース、逆にラフなどの芝の状況をチェックすべき時にさっと打ってしまうことなど色々あります。

特にショートゲームのアプローチやパターなどでは、グリーンまでの距離や落としどころ、パターでは傾斜や距離感などほとんど気にしないで打っているゴルファーを見かけます。情報収集はショットの前には不可欠ですので寄らない、入らないのが普通です。

本当のシングルプレイヤーは、何気なくプレイしていますが、物凄い情報収集能力があるといっても良いでしょう。この状況で何をすべきが分かっているといった方が良いかもしれません。

ここで一日も早くシングルに近づくための練習方法と考え方を提案します。
1.ショットの目標は迅速に正確に設定すること
2.練習場でのショットのスウィングテンポを少しゆったりすること
3.練習場ではしっかり地面をたたく練習をする
4.斜面を想定したショットの練習をしてみる
5.逆境に対応できるメンタルを養う

等ではないでしょうか。

これらが出来れば逆境にも強くなり、ピンチから脱出できるはずです。
練習場シングルから脱却するためには、技術とメンタルの両面を鍛える必要があるのではないでしょうか。