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タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

無謀な教育

21日に埼玉県内の高校で、ゴルフ練習中に打球事故が発生した。

高校のゴルフ部の非常勤講師(JPGA会員)27歳は、50-60m先に生徒を立たせ、弾道の模範を見せようとショットしたが、生徒がよけきれず頭蓋骨損傷の重症を負ったというとんでもない事故である。

アマチュアゴルファーのスウィングスピードは、秒速35-45m、プロのそれは秒速50-60m、時速換算で200kmを超える。

ショットした人の直近で事故が発生すれば、人命にかかわる大事故になる。日本のキャディは、帽子をかぶっている。帽子の下はヘルメットになっている。打球事故がどんなものか解っているため、あらかじめ対処しているのである。

ゴルフ関係者には、このようなことが十分認識されていると思われる中、なぜこのような無謀な事をしたのだろうか?

自分が知っている練習方法として、ショットをする先50-60mに人を立たせ、手に捕球グローブをつけ、アプローチの練習をする場合がある。

アニカソレンスタムを一流選手に育てた、ビアニールマンの練習方法である。他にも多くに有名コーチがこの方法を取り入れ、ゆっくりしたスィングのアプローチショットを指導アイテムに取り入れている。

ところが今回の事故では、クラブはPWやAWではなく、ドライバーである。

50-60m先、真正面ではボールを目で追う事は殆ど不可能に近く、まして避ける事は全く無理なことだ。

ボールを追うという事は簡単そうに見えるが、訓練しないとできない。ティグラウンドで、自分や同伴者が打ったボールの落下地点が判らないのは訓練をしていないからで、日常からショットを見ているキャディなどは簡単に方向・落下点が判る。

ボールの方向や落下点は、後方から見るのが簡単であるが慣れが必要だ。

模範ショットをして、生徒に弾道を見せようとする気持ちは解る。しかし、生徒を前方に立たせて弾道を見せるという行為は、全く無謀な行為であり、理解に苦しむ。まして、ゴルフグローブを忘れて手が滑ったという理由では、被害者側は到底納得できないだろう。

若い20才-30才台のプロゴルファーは帽子をかぶらない場合が多い。帽子をかぶらないのが自己アッピールに繋がると思っているようだが、帽子が打球事故の緩衝となり、事故の程度が軽減されるということを知らないのだろうか。

簡単に始められ、誰でもできるゴルフである。しかし、打球事故が簡単に発生することも事実である。

ゴルファーの底辺拡大に努めなければならない日本ゴルフ協会(JGA)、日本プロゴルフ協会(JPGA)やその会員(プロゴルファー)は、今回の事故を深刻に受け止め、ゴルフ打球事故の危険性と再発防止策を真剣に考えるべきである。

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