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タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

映画 Bobby Jones : A Stroke of Genius

皆さんは、映画Bobby Jones: A Stroke of Genius(ボビー・ジョーンズ 球聖と呼ばれた男)をご覧になりました?2004年製作のアメリカ映画です。ゴルフ映画は沢山あるように思いますが、殆ど見当たらず貴重な一本です。

ボビー・ジョーンズ、本名Robert Tyre Jones Jr. (1902-1971)は、全米オープン、全英オープン、全米アマ、全英アマと 当時のメジャートーナメントを全て同じ年(1930年)に優勝した唯一人の年間グランドスラマーです。1923年に最初のメジャー優勝となった全米オープンに勝ってから、1930年までの僅か8シーズンの間にメジャー優勝13回(全米オープン4回、全英オープン3回、全米アマ5回、全英アマ1回)という偉業を成し遂げたアマチュアゴルファーなのです。

日本では球聖ボビー・ジョーンズとして有名です。

この映画の見所は二つあると思います。一つ目は、1910-1930年代当時の世相(ゴルフ環境やゴルフクラブの様子)を知ることが出来る点です。当時のシャフトは、現在アイアンで一般的なスチールシャフトやドライバー等で使用されているグラファイトではなく、木製=ヒッコリーシャフトが使用されている点です。

このシャフトでティショットを250ヤード以上飛ばしていたとは、とても信じられない心境です。ボビー・ジョーンズのスウィングは流れるような華麗なスウィングで(そうではないと言う意見もあります)、積極的にリストコックを使ってヘッドスピードをアップしています。グローブは使用していないのが分かります。当時グローブはまだ普及していなかったのです。

ウェアも現代ゴルフと随分違います。ネクタイ着用なんですね。

もう一つの見所は、ボビー・ジョーンズ個人のゴルフに対する向き合い方です。子供の頃からプロのゴルフ特訓を受けていたのではなく、自発的にゴルフをしながらゴルフ技術を身につけて行った様子が分かります。病弱なボビーはゴルフしかさせてもらえなかったのです。

球聖ボビー・ジョーンズも人の子です。アマチュア大会で上位に入るにつれて、メンタルの重要度が増してくるのがよく分かります。当時のアメリカでは、失敗すればクラブを芝に叩きつけたり放り投げるなど、自分のミスを怒りに表す行動をとっています。ボビー・ジョーンズもそうでした。

しかしある試合でボビー・ジョーンズがミスをしたあと放り投げたクラブが、ギャラリーの女性の足に当たってしまいます。この事故のあと、USGAから試合に対する出場停止処分が言い渡されます。そして彼はこのような感情を抑えきれない行動は、慎まなければならないことを悟るのです。

この後彼は、完全なジェントルマンに徹し、以前のような行動を取ることはなくなりました。しかしやはり試合で戦う心にかかるプレッシャーに苦しみます。この頃には足も悪くなっており、必ずしも万全状態で試合に臨むことは少なくなっていたのです。

1930年彼は成し遂げました。全米オープン、全英オープン、全米アマ、全英アマのメジャータイトルを手中に収めたのです。そして目標を達成した後あっさりとゴルフトーナメントから引退したのでした。

現在は全英オープン・全米オープン・全米プロ・マスターズが4大タイトル=メジャーですが、ボビー・ジョーンズは、地元オーガスタに住み弁護士をしながら、アマチュアゴルファーとしてゴルフを楽しむと同時に、ゴルフコース:オーガスタ・ナショナルを作りました。マスターズの創設とその後の発展に大いに貢献したのです。

映画では「知性と教養に富む、フェアプレーとスポーツマン精神の持ち主であった」ことが良く理解できます。これらのことは、アマチュア・プロに関係なくゴルファーとして大いに参考になるべき点です。「ゴルフに対する向き合い方」「ゴルフに真剣に取り組む姿勢」は、すべてのゴルファーの指標になると思います。

まだ見ていない方は是非ご覧になって下さい。
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