FC2ブログ
 

タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

遅延プレーで2打罰科せられて-2

国内女子メジャー大会のワールドレディス・チャンピオンシップ サロンパス杯(茨城GC)で三塚プロに対し、遅延プレイのため二打罰が科せられました。本人はこの裁定を不服として抗議しましたが、裁定は変わらずでした。驚くべきは三塚プロが裁定を納得できないとして競技を中止して棄権してしまったことです。棄権理由は「個人的理由」とのことでした。

遅延プレイやそれに対するペナルティについて、一般の方は分からないと思いますので解説したいと思います。

トーナメントではスタート時間が決められています。スタート時点では一般のコンペなどのように前が詰まっているとかということは全くなく、時計表示に基づいて秒単位の精度でスタートしていきます。日本とアメリカ、男子と女子では詳細部分で若干の違いがあると思います。当該試合に適用される詳細・特別ルールなどです。

トーナメントでは、競技委員から自分のスコアカードではなく、記入する相手のスコアカードがわたされます。自分のスコアはマーカーが記入することになります。

自分のスコアは、スコアラーがおりますので申告します。通常のトーナメントはスコアラーがスコアを毎ホールチェックする仕組みになっています。

このような仕組みで、スコアの改ざんはできないようになっていますが、それでも事件は時々起こっています。

遅延に関しては、たびたび遅延プレー注意が競技委員から出されています。遅延プレーは、いきなりペナルティになることはなく、まずは競技委員による「警告」からはじまります。前の組と遅れることが遅延プレイの目安となりますので、誰でも分かります。

確かに遅い選手がいます。かつて一緒に回った台湾の選手は完全にスロープレイの部類に入りましたが、前の組とは特別離されることなく終了しましたので、警告もペナルティもありませんでした。

今回のケースはプレイが遅延したことによる警告を経てペナルティを科したにもかかわらず、裁定を不服として棄権したことです。裁定はまれに間違いを下す場合があり、不服として再調査をする場合があります。ゴルフ裁定とはそれだけ微妙という感じがします。

自分が正しいと思えば再審査を要求すべきではないでしょうか。そうでなければ感情を表に出し、抗議すべきではないでしょう。

幼少時からゴルフを始めた選手が殆どの昨今、プロとしての意識、プロという以前に社会人であるという意識が欠落しているとしか言いようがない事態です。

女子プロ協会の樋口会長は、競技委員の裁定を不服とした前代未聞の棄権に対し、雷を落としました。今後三塚プロには厳しい処置が下されると思います。

自分のやったことには責任を負うのが社会人であり、ゴルフのプロはその自覚・責任感をしっかり持たなければならないのです。
スポンサーサイト