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タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

北海道のゴルフ場でプレイ中に転落死

北海道安平(あびら)町のゴルフ場で札幌市北区の女性がプレイ中に、コース上にできた深さ約6メートルの穴に転落して死亡した事故で、穴の底に地下水が流れていたことがわかった。

道警は、芝の下の土壌が地下水に浸食された結果、穴が出来た可能性があるとみて、3日午前10時半過ぎから、現場検証を行い、穴の内部の構造を詳しく調べている。

胆振東部消防組合消防署安平支署や道警幹部によると、女性が落ちた穴は下に行くに従って広がっており、底の部分には砂がたまり、地下水が流れた状態になっていた。ゴルフ場「ル・ペタウゴルフ」は先月28日に今シーズンの営業を始めたばかりで、雪解け水などが地下に浸透し、地中で流れていた可能性もあるという。

道警は、遺体を司法解剖して、死因を解明する。また、コースの安全管理体制などに不備がなかったか、ゴルフ場関係者の事情聴取も進めている。
                              YOMIURI ONLINE 4/03/2009より抜粋

当該ゴルフコースでは何回もプレイしました。安平丘陵に93年開発されたコースで、当時は東武鉄道の関連会社の経営と記憶しています。当時の印象として道内のほかのコースとは異なり、アップダウンと水で難易度を高めた美しい27Hのコースというものでした。

ゴルフ場でプレイ中に転落事故とは前代未聞のような気がします。ただ新聞各紙が、上部が1.5mで5m下に7mの広さがあると報道している点を考えた際には何となく分かるなという気がしました。

ゴルフ場開発は本来ある地形を切り盛りしながら、ゴルフコースに仕上げていきます。切る場合とは、本来ある地形を削り土壌をほかに移し、地面を下げることです。盛るとは低い地形に対し外からの土壌を移し盛り上げることになります。侵食その他の災害に対し弱いのは、勿論土を盛った場合なのです。

監督自治体の何十年に一度の災害を想定した指導に基づいて、工事計画が策定され認可され工事がが進められるのですが、切り盛りの土壌の体積制限があります。切り盛りが多いと言うことは、自然の地形を大幅に変更することになり、災害に弱いという結論になるでしょう。このようなことで制限が課せられたと記憶しています。

災害時の集中豪雨は、地下浸透より遥かの多くの芝の表面流量が発生するはずで、その対策は徹底的に検証され、防水調整池という一見意味のないような池だらけのゴルフ場ができる結果となりました。今回のケースはスプリンクラー等の配管からの漏水などの理由で数年間にわたり侵食が進んだと考えられます。地下浸透が急激に進み土壌を大量に侵食する要因があったのでしょうか。

このエリアは樽前山の噴火による火山灰が堆積している地区に該当すると思われます。侵食しやすい火山灰土壌がどのように芝の下の見えない部分で変化していったのか不明で、これからの調査が待たれるところです。

いずれにしましても今回の事故は大変気の毒な事故です。経営者は現在市川造園が行っていると聞きます。ゴルフ場開発、管理の専門家ですので、速やかな改修工事が行われると思います。

ゴルフコースは自然と親しみながら歩き、健康維持ができるスポーツです。現代人がリフレッシュできる環境でもあり、前提として安全でなければならないはずです。

お亡くなりになりました方のご冥福をお祈りいたします。
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