fc2ブログ
 

タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

体の力を抜く方法

真直ぐ遠くまで飛ばすには、体の軸をキープして正しい回転をしながら、スウィングする必要があります。

回転をしながらスウィングするには、ヘッドスピードが加速しながらインパクトを迎える必要があります。インパクトゾーンでのヘッドの加速です。

この状態を作るには、体の主要部分がリラックスする必要があります。主要部分とは、とりあえず肩・腕・手としましょう。これらがリラックスすることで、ヘッドがインパクトゾーンで加速できるのです。

ではどのようにして肩・腕・手の上体三か所の力を抜いたら良いのでしょう。

1.筋弛緩法
まずは肩・腕・手にぐっと力を入れてみます。約5秒間です。そして力を抜いてみましょう。すっと力が抜けてリラックスできます。間髪入れずこの後すぐ打てばよいでしょう。

2.腰回りに力を入れる
体全体のリラックスではなく、人の重心である丹田(へそ下で体の中)を中心とした腰回りを意識し力を入れます。体の中心部に意識があり、力が入っている状態を作れば、肩・腕・手の上体三か所は簡単にリラックスできます。

3.ワッグルをする
ワッグルをすることで肩・腕・手の上体三か所の力を抜くことができます。クラブをボールにセットする前、またはセットしてからクラブのヘッドを左右2-30㎝または上下に振ってみます。リラックスを確認したらすぐ打ちます。

4.足踏みをしながらワッグルをする
ゴルフスウィングは止まっているボールを打つ為、体を静止した状態からクラブを動かす必要があります。止まっている体を正しく動かすには、スタートさせるキッカケが必要です。

両足の踏みかえ(歩く動作)をして一緒にクラブを動かしてみます。この後にスウィングを開始すればスムーズなテークバックができます。

体に力が入る最大要因については、ボールにクラブをセットしてからの時間が長ければ長いほど体に力が入ってきます。考えるのはクラブをボールにセットする前にしなければならず、ボールにセットした後考えるはミスショットを招くだけです。

体をぴったり止めるのは打つ直前僅か数秒間のみで、構えたらすぐ打つようにすることをお勧めします。

勿論打つ直前には体を動かすことやワッグルをすることで体を止めないように心がけましょう。

スポンサーサイト



頑張ることの意味

2016年4月から一部抜粋

ゴルフコースでは「今日は頑張るぞ」ということを皆さん言います。

でも頑張るって何をどんな風に頑張るというのでしょうか?答えの殆どは「いつもより良いスコアで回るように頑張ります」「ミスを少なくするようにします」と非常に抽象的です。

でもゴルフって頑張ればミスが減ったり、良いスコアで回れるのでしょうか?答えは「ノー」です。そんなにゴルフが単純ではないことは皆さん良く知っています。

ではゴルフに頑張りは必要ないのでしょうか?

上達するには頑張りは絶対必要だと思います。がしかし付け焼刃ではありませんが、コンペの直前にボールを沢山打ってもあまり効果が無いように、今日のスコアを頑張るという気持ちだけで良くすることは100%不可能だということをもっと認識すべきでしょう。

ではどうすれば良いのでしょうか?

まずは平素からゴルフの目標を作ること、自分ができることをやること、コースではパーが取りやすい短いホール等でパーまたはボギーをしっかりとることではないでしょうか。

今日はコンペがあるとします。いつもより良いスコアで回りたいのは皆さん同じです。このような場合には、「ヨーシ今日は頑張って良いスコアを出すぞ」ではなく、前の日までにゴルフコースの情報を収集し、目標を立てるべきでしょう。

具体的には18ホールのコースには、パー3とパー5が4ホールずつあります。18ホール中8ホールです。残りはパー4が10ホールです。初級中級者がパーの取りやすいホールは、圧倒的にパー3ですので目標をパー3のパーまたはボギーにします。

スコアカードには、その距離やレイアウトが記されていますので、距離の短いホールまたは易しいと思われるホールを選択し、このパー3で好スコアを出すように、大叩きをしないように目標を立てます。スコアカードがない場合はホームページ等からホール情報を入手することができます。

ゴルフは100を切れない方が、70台で回ることは絶対と言って良いほど不可能な数字です。もし前半で良いスコアが連続し未知の世界に入ったかに思われる自分のプレイは、18ホール中どこかで大叩きをしてしまい、最終的には辻褄が合うスコアに落ち着くのです。100を切れない人が70台で回れないと言われるのはこういうことなのです。

ですから自分が好スコアを目指すなら、今日は頑張るなどと言わずに、まずはゴルフ目標を作る、コースでは出来ることを確実にやり練習場でやったことが無いようなショットにチャレンジしないことです。ゴルフは自分をコントロールすることが大切ですが、コースでは全く無謀な攻め方をして大叩きをする方が圧倒的に多いと思います。

頑張ると言うのは正しい目標設定をした上で、自分をコントロールし、目標達成まで意志を継続させ練習を続けるという意味のことではないでしょうか。

100台と70台の違いについて

100台と70台の違いについて

レッスン受講者のためのコースレッスンを月一回開催しています。参加者のほとんどが100を切るのが目標ですが、今回は100台のゴルフと70台のゴルフの違いを考えてみたいと思います。

結論を先に言いますと、そう大きな違いはありません。ただ100台の方は全く無駄なことを多くしているということが挙げられます。

無駄なことの例
1.チョロをする
2.ラフで何回も打つ
3.バンカーで何回も打つ
4.アプローチミスが多い
5.パターは3パット以上打つことがある

1.はティショットまたは2打目以降に起こります。ティショットのチョロは緊張感プラス体の硬直がその原因になっています。次も全く同じことをしなければなりませんので無駄なことの典型です。これを防ぐには前傾をキープしたインパクトをする必要があります。

チョロを防止するには練習場でしっかり体に叩き込む必要があります。

2.ラフに入った場合は0.5~1打のペナルティと認識すべきです。ラフからグリーンを狙う技術はありませんので素直にフェアウェイに戻すべきです。ラフの使用クラブはショートアイアンにした方がケガが少なく安心です。

本番でしか体験できません。マネージメントを考えるべきです。

3.バンカーの一番のミスはボール手前15~20cmにヘッドが降りることです。ボールから離れすぎた場所に降りたヘッドは砂を爆発させボールを飛ばすことは出来ません。またインパクトで力が緩み減速してスウィングしています。練習場でダフらないスウィングを心がけましょう。

SWを開いて打つことで練習場でも対応できます。

4.グリーンまで10~30ヤードのアプローチミスが多すぎます。どこでも良いから一発で乗せてしまえばあとはパターのみで楽ですが、行ったり来たりでは随分叩いてしまいます。

10~30ヤードのアプローチは、練習場で完璧に対応できます。

5.100前後の場合はパターの距離感が上手くありません。オーバーしたりショートしたりの連続です。コースに行った場合まずすべきはパッティンググリーンで10~15歩位のロングパットの練習をすべきです。1~2mばかり練習しても本番と違いすぎます。またグリーンエッジから打つ練習もすべきでしょう。カラーの芝で食われる状態を理解しなければ距離は合いません。

ロングパットの距離感はゴルフコースでしか対応できません。1~2mは自宅で対応できます。

70台のゴルフは上記ミスが圧倒的に少なく、無理や無駄をしないゴルフをしています。

今年は是非無駄を省き、無理をしないゴルフに徹してみてはいかがでしょう。100台のスコアはすぐ10点以上縮まるはずです。

クラブの交換について

クラブの交換について

冬季に入り雨も降らず最高のゴルフシーズンになりました。今回は皆さんのゴルフクラブの交換時期についてお話ししたいと思います。

良くアイアンは慣れるもの、ドライバーは飽きるものと言われます。このことはアイアンはドライバーに比べて交換頻度が小さく長期にわたって使用していることが一般的です。

一方ドライバーは皆さん少しでも遠くに飛ばしたいという願望が強いため、各メーカーが新製品を出す度古いドライバーの替え時なのかもしれないと思う方が多いと思います。

結論から先に言いますとメーカーが言うほど極端に飛距離が伸びることはあり得ないと考えるべきと思います。

それはドライバーにはフェースの反発係数や長さなどの規制がある為、極端な変革ができないからなのです。メーカー各社は規制の中でいかに飛ぶクラブを作るかに頭を悩めています。

買い替える決断をした場合、ドライバー、アイアン共に振った時の感触が良い物が良いでしょう。あまり軽すぎたり重すぎないことがポイントになります。是非試打してデータを取り感触を確かめて購入することをお勧めします。

ドライバーやアイアン共に持った時、振った時の感覚、フィーリングが異なります。メーカーのキャッチフレーズに惑わされず、クラブに詳しい人や店のスタッフと相談するのが良いと思います。

アイアンは20年以上前のものと現在のものを比較した場合、長さとロフト角度に大きな差異があります。

例えば20年以上前に良く売れたBSのJOEアイアンがあります。7番のロフトは36度です。今のクラブXXIOは7番アイアンのロフトは28度です。8度の差があり長さも長く番手2つ分の違い、つまり20yds遠くに飛びます。

現在のクラブのコンセプトは楽をして飛ばすです。飛距離に悩んでいる方はチェックしてみて下さい。

クラブを取り換えるまでではないが、グリップ交換すべき場合が多くあります。

グリップはとても重要な部分です。グリッププレッシャーが強い人=強く握る人はグリップが極端に早く減ってしまいます。交換時期は減ってきたらすぐ行うこと、経年劣化によりグリップの持つ柔らかさがなくなったらすぐ交換すべきと思います。

また一般的な黒色からカラフルな色に変えるだけで全然違う感覚になりますので試してみても良いでしょう。

クラブ交換には知識と費用が掛かります。知識不足はプロや店舗のスタッフを活用して下さい。費用に関しては中古ショップの利用も悪くありません。程度の良い物が沢山あります。

クラブやグリップを取り換えて心機一転ゴルフにチャレンジしてみて下さい。なお買い替えに際してお分かりにならない場合はお気軽にお問合せ下さい。

林に入ったら試練の時

ゴルフプレイで林の中に入ることがあります。林に入った場合はペナルティエリアに入ってしまったと考えるべきです。

コースでは林に入ってしまい中々林から抜けられず大叩きをする場合があります。

ショットをする場合、フェアウェイとラフそして林ではショットにかかる負荷は大きな違いがあります。負荷がかかるとは、次のショットが難しくなるという意味です。

一打目が林に入った時は、二打目以降に負荷がかかるという意識を強く持ち、ラフや林から無謀な冒険(練習場でもしたことが無いこと)をしないことです。

林に入ってしまった場合、難しい状況の中でグリーン方向を狙うため、ミスの連鎖を引き起こします。そしてグリーン近くまで林から脱出できないことがあります。

林の中に入った時点で、これからスコアを崩しそうという認識が全く無くなっているんですね。

こんな状況は早くクリアしましょう。僅かの隙間を狙うハイリスク&ローリターンの一発狙いではなく、フェアウェイにボールを出す堅く安全な方法が適正です。

但し林からフェアウェイに出す場合は反対側のラフや林に注意しなければなりません。必ず何ヤード打つのか決め、低いボールでショットして下さい。

また皆さん飛ばす方向だけ考えその方向のみを見ますが、ボールは上に上がり木の枝などに当てるミスをしています。

フェアウェイにボールを戻したら、次はどんなクラブでも好きに打つことができます。グリーンに向かって真っ直ぐ前が大きく開けているからです。

ティショットや二打目で林に入ってしまった場合は、ミスショットの原因を考えて次はしっかり打とうと意識でお終いです。入ったものは後悔しても始まりません。

100を切る、90を切る状況にいる方の場合、林に入って出れない、池に何発も入れてしまう、バンカーから一発で出せない、チョロや空振りに近いボールを打つなどをクリアしなければなりません。

このようなミスをせずに、そこそこボールが飛んでいけば何とかなるものです。

コースは練習場と違います。ナイスショットが連発してもナイススコアにならなければ意味がないのです。スコアこそが最大の目的であることを頭に入れてプレイしてみて下さい。

必ず良い結果が待っているはずです。

20yds未満のアプローチ

ゴルフを長い間続けていて思うことは、距離が短くなるにつれて難しさが段々増すということだと思います。

ゴルフショットで一番難しいのはパターであり、その次が短い距離のアプローチになると思います。

今回は10-20ydsの短い距離のアプローチの打ち方についてです。

短い距離のアプローチで起こる主なミス

1.ダフリやチャックリでショートする
2.体が起き上がりトップしてピンをオーバーする

このミスをしないような打ち方を説明します。

前提はスタンス幅は10~15cmで左足荷重とします。

1.アプローチで使用するクラブはPW、AW、SWなどでロフト角度は概ね44度以上のクラブを使用すると思います。

これらのクラブの特徴は、バンス(ソールの出張り)が付いており普通に打ってもリーディングエッジが地面に刺さらないようになっています。構えたフェースの向きを保ち、地面に刺さる打ち方をしなければヘッドのスピードが減速しません。

バンスが地面に届く(地面をこする)打ち方をすれば上手くいきます。これはダフらせて打つクラブがAWやSWであることを理解しなければなりません。

2.トップする場合はバンスが地面に届いていない場合が殆どです。ボールの位置はスタンスの中央、インパクトで前傾角度が早く解除しないように注意します。

それでもダメな場合は頭をボールに向けるのではなく少し右に傾けて構える(20cm程右を向いて構える)ようにすればダフってもトップすることは防げます。

基本的にアプローチで最も注意すべきは、スウィングリズが速くならないことです。全てのクラブが同じテンポで振れるようゆったり振ってみましょう。

ゴルフのマナー・エチケット

今回はゴルフプレイのマナーやエチケットについて考えてみましょう。

ゴルフは紳士(淑女)のスポーツと言われますが、基本姿勢は静寂です。

他のプレイヤーが正に打とうとした時に大声で話したり、おしゃべりしたりしてプレイヤーの行為を妨げてはいけません。動かない、話さないです。

場所別には以下のようになります。

1.ティショットを打つ際には静かに自分の順番を待ちましょう。
良く見かける打ったらすぐの「ナイスショット」の掛け声は必要ありません。必要であれば、ボールが前方に飛び出し着弾してから声をかけてあげるのがベストです。

2.フェアウェイやラフでショットした場合、ボールの先または付近の芝が削れる場合があります。芝を元に戻し目砂を入れましょう。砂を入れることで芝の回復を早めると同時に他のプレイヤーの障害にならないようになります。

3.バンカーはグリーン方向からではなく反対側の低い場所から入りましょう。ショット後はレーキで平らに直しておきます。次のプレーヤーのショットに障害を及ぼさないようにするためです。

4.グリーンはゴルフコースで最も重要な場所です。自分のボールの落下跡=ピッチマークは必ず修復するようにします。この凹んだ部分をそのまま放置しますと別なプレイヤーの妨げになると同時にグリーンが枯れてしまうことになります。

5.グリーン上の歩行はスムーズにします。ベタ足や足をついたままの方向転換は簡単にグリーンを傷つけてしまいます。もし傷ついた場合はパター等ですぐ修復することを心がけましょう。

簡単に5項目を説明しましたが、マナーエチケットの基本は他人に対する思いやりと考えればよいでしょう。

プレイする人は誰からも影響を受けることなく、公平にプレイできることがマナーエチケットの原点と思います。

ライン読みの重要性

スコアメイクに最大の影響を及ぼすのがパッティングですが、初級者中級者の皆さんはパターの重要性をあまり考えていないように見受けられます。

今回はパター打ち方というよりパターを打つ前のラインの読み方について述べたいと思います。

ゴルフを始めて間もないころは、距離感や方向性が結構メチャクチャです。経験不足により距離や傾斜が読めないこと、それに対応する体の動かし方が正しく出来ないからです。

最初のころは酷いパターをしていますが、段々と距離感や方向性が身についてきます。一年もゴルフをしていればその感覚はどんどん身について来てスコアメイクの際のパッティングの重要性が良く理解できてきます。

ラインの読み方の基本はグリーンに上がる前からしなければなりません。

グリーンは大きく言えば、手のひら型か手の甲型と言われています。グリーンの中心部分が下がっているのか上がっているのかということになります。

これ以外に一般的には平らなグリーンはグリーンの手前より奥が上がっている形になっています。変化をつけて二段や三段グリーンになっている場合もあります。

グリーンに上がる前にすべきことはどこが高くなっているのか、どこが低くなっているのかを直感で把握しなければなりません。この場合、周りの景色や造形でグリーンの形状判断を狂わせるデザインがされている場合があるため注意が必要です。

全体のグリーン形状を把握したら、次にすべきは自分のボールとカップの傾斜をチェックしなければなりません。皆さん平らだと思って普通のタッチで打ってすごくオーバーする場合があります。この場合は緩やかに下っていることを見落としているのです。

グリーンに上がり、最初からカップとボールだけを見てしまうと傾斜の読み違いが起こる場合があります。

まずはグリーンの全体形状をチェックし、今あるボールとカップが傾斜地にあるのか、つまりは上っているのか下っているのかをチェックする必要があります。
その後にボールとカップの傾斜や距離感をチェックすれば良いと思います。その際は、ボール側からカップを見る、そしてカップ側からボールを見ることを是非やって下さい。

片方からチェックすることはラインが狂っている場合が良くあります。ボール側とカップ側からチェックすることは慣れてしまえばスロープレイになることはありません。

このようなライン確認を素早く的確にすることで、3パットや4パットは激減するでしょう。

スムーズなスウィングの力加減とは

スウィングをしていて真っ直ぐ飛ばない、距離が出ない、ダフリやトップが多いという問題があります。なぜこのような問題が多く発生するのでしょうか?

答えは力の入れ方と抜き方にあります。

スウィングはフルショットの場合ダウンスウィング、インパクトゾーンでヘッドが加速する必要があります。上半身特に腕やグリップに力が入り過ぎると、グリップが速くなりすぎてヘッドが正しく加速しません。またヘッドターンは遅れてしまいます。

力の入れる場所と抜く場所を説明します。

1.力の入れる場所は、腰回りと腹筋です。

腰回りは前後と考えて下さい。ダウンスウィング中、腰の力が抜けないよう注意します。前傾角度が早く解除される方は、腰回りの力が抜け、尻がボール方向に近づき結果起き上がってしまうのです。

2.次に力を入れる場所は脚で、骨盤の下の部分から足裏までです。

下半身部分はスウィングを支える土台ですから最も重要と言えます。下半身の移動スウェーなどは力が抜けている場合によく起こります。

バックスウィングとダウンスウィング開始時は、右足の裏で地面をグッと押す感覚です。

左に体重移動する前後は左足の裏で地面を踏みしめます。この押す感覚は今風に言えば地面反力となります。

次に力を抜く場所についてです。

上半身と腕やグリップは力を抜く場所になります。

上半身に力が入った状態でスウィングをしますとまず飛びません。いくら振ってもヘッドスピードが上がらないのは、腕が鞭のように使えていないからです。硬い鉄の棒を振っているようなものなのです。

また上半身に力が入った場合腕が曲がりやすくなります。またスウィングのフィニッシュが取れずバランスが崩れてしまいます。フィニッシュが取れずバランスを崩す場合は要注意です。

殆どの初心者や中級者の場合上半身に力が入り過ぎ、下半身は力が抜けた構えからスタートしてスウィングをしています。

スウィングとは振り子のことであり、同時に振り子は遠心力で綺麗に動くはずです。

力を入れる場所、抜く場所を確認してスムーズなスウィングを目指しましょう。

バンカーは怖くない

以前にも配信しましたが、今日はバンカーショットの打ち方について、題してバンカーは怖くないです。

バンカーショットのミスで大たたきをしてしまうことが非常に多く見られます。多くの方が技術的に未熟というより、バンカーショットに対し心理的に負けているようにも思えます。

バンカーが苦手でバンカーショットが怖いと思っている方の理由は以下です。

1.練習する機会が圧倒的に少ない。
2.飛びすぎるという恐怖感がある。
3.バンカーのアゴが高すぎる。
4.砂が柔らかいまたは硬いなどコースで状況が違い過ぎる。

バンカーショットを成功させるためには次のことを実践しなければなりません。

1.練習場でバンカーを想定したショットをやってみて自信をつける。
2.バンカーショットはボールの下の砂にヘッドを入れることで直接ボールを打たない仕組みを完全に理解する。
3.バンカーを経験し慣れることで不安感を払拭する。
4.一発で出すという強い気持ちを持って臨む。

バンカーショットの打ち方等は何回もお知らせしていますので皆さんは理解しているとは思いますが、コースレッスン等で見るミスショットは、ダフリ過ぎる点にあります。

ボールの直近3-5cmにヘッドを入れるのですが、ダウンスウィングが緩やかな大きな円でスウィングをしてしまうと、ボールの直近3-5cmにヘッドを入れることが難しくなってしまいます。

大きな円のスウィングをした場合、早くヘッドが砂に接地してしまう可能性があります。ボールから20-30cm手前に接地しダフリとなりボールに手前にヘッドが届きません。10-20cmの場合はダフリそして砂にはじかれてトップになってしまいます。

バンカーショットのスウィングは、手首と右腕のリリースを遅くしたダウンブローが正解です。引き付けてからヘッドが急角度で砂に落ちる、ヘッドが上からストンと落ちる要領です。

このスウィングでショットをすれば砂の下にヘッドが入り、爆発が起こります。そして距離が出ず上に上がるショットになります。また、フェースを開く理由は滑らせて打つことにあります。

基本はアプローチショットの延長です。体重移動は必要最小限で左足荷重でショットをします。

バンカーショットは経験することで段々自信はついてきますが、一発でバンカーを脱出するためにも、練習場でボールを打つことをお勧めします。

そしてバンカーショットのミスを誘引しているのは、バンカーショットが苦手で一発で出ないという心理的要因が非常に大きいことを理解しましょう。

スウィング方法が分からない、メンタル面で不安な場合はお問合せ下さい。