タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

何故強いタイの選手

「何故強いタイの選手」

タイのゴルフ選手は強いですね。2016年の日本シニアツアー賞金王は4勝を上げ、ダントツでタイのプラヤド・マークセン選手です。賞金6000万円以上(11/13現在)を獲得しています。

一方欧州を主戦場とするアジアンツアーではタイのトンチャイ・ジェイディー選手がエースです。1995年から始まったアジアンツアーでは優勝13回、トップ10入りも数多く、現在までに176試合に出場して500万USドル以上の獲得賞金を誇っています。(アジアンツアーNo.1)

日本国内で活躍するタイ女子も勢いがあります。今年1勝したP・チュテチャイ選手は42位、今季未勝利のO・サタヤ選手は56位にランクされています。

一方LPGA(アメリカ)ではアリヤ・ジュタヌガーン 選手が世界ランク2位に付けています。今年初優勝したのですが、タイ選手は今まで20年間韓国選手の厚い壁に阻まれて優勝することが出来なかったのです。LPGAには姉のモリヤ・ジュタヌガーン 選手も参戦しています。

タイのゴルフ人口は日本よりはるかに少なく、まだまだ富裕層の遊び的な感があります。なぜタイ選手がこのように活躍しているのでしょうか?タイには全国で200を超えるゴルフコースが存在し、練習場も数多く見かけます。
温暖な気候と整ったゴルフ環境が強い選手を輩出しているのでしょうか。またタイガーウッズのお母さんがタイ人であることによってタイのゴルフブームが始まったことが起因しているのでしょうか。

理由は別の所にあるような気がします。世界の女子ゴルフ界で圧倒的な強さを維持している韓国選手が強い理由は、国を挙げての選手育成システムが出来ていることによるようです。ジュニアから強くなれる選手を見出し、カリキュラムに沿った徹底指導を行っています。その結果が今の韓国勢の強さになっているのです。

タイの場合には国を挙げて選手を育成するシステムは無いようですが、その代わり選手に対するサポートを大手ビールメーカーであるシンハビールが一手に引き受けています。全国で開催される試合への協賛は勿論ですが、ゴルフも含めたスポーツ全般に絶大な理解を示しています。なおもう一社のビア・チャーン社も一部協賛を行っているようです。

このようにタイ国内で一定以上の成績が上げられれば、ジュニアからシニアに至るまで海外での試合出場のためにかかる経費、つまり遠征費のサポートがあります。記憶が定かではありませんが試合のランク等により50%近くのサポートがあったはずです。タイの選手が海外で活躍するにはこのようなサポートがあって初めて戦える環境が整います。

日本人選手が国内海外で勝利するためには、海外で多くの経験を積む必要があるでしょう。しかし現実はLPGA(アメリカ)に宮里藍や横峯さくら選手など数名にすぎません。男子も世界ランク6位の松山英樹選手以下数名です。アメリカで圧倒的な強さを誇る韓国勢の壁を超えたタイのアリヤ・ジュタヌガーンような勢いと選手をサポートしてくれるシステムが日本に無いのが残念です。

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難しい状況からのアプローチ

グリーン周りの近い距離、15-20ヤードのアプローチは神経を使いますね。何故なら寄る寄らないですぐスコアが一つ変わって来るからです。今日はピンまですぐのアプローチの話をしたいと思います。

アプローチでチェックすべきは、今あるボールポジションが順目か逆目か情報の収集する必要があります。順目の場合はピン方向に芝が流れていますのでフェースが滑るため特別気を遣うことがありません。距離感と傾斜そして落としどころを確認して打てばよいでしょう。

問題は逆目の場合です。日本のような寒暖の差が激しい場所や海山が近い場所では芝目が生じると言われています。またどこのコースであっても、グリーンから次のホールに移動する場合芝が同じような踏圧を受けるため芝目ができます。グリーンンを外した場合このような場所にボールがあれば、逆目の状況からピンを狙うことになります。

逆目のアプローチの考え方は、芝の抵抗をクリアすることです。強く打って逆目をクリアする場合もありますが、その場合は距離感が難しくなります。近い場合は特に距離感の調整が難しくなります。

この場合の対処方法は、芝の抵抗を少なくする方法を考えなければなりません。具体的にはウェッジなどのフェースの先つまりトゥ側を上げた通常の構えでは、ダフリやすくなりますし、芝の抵抗が大きくなります。ボールポジションをチェックせずに、通常の芝目つまり逆目を意識しないままに打ってしまえば芝目に負けてざっくりしてしまいます。

フェースをスムーズに抜いてあげる方法の一つがフェースを開く方法です。フェースを開いてもボールはフェース軌道に沿って飛び出しますので普通のスウィングでOKです。この場合落ちてから少し右に転がるスピンボールとなります。

もう一つお勧めしたいアプローチがあります。ライが悪いダフりそうな場面で是非試して頂きたいショットです。通常アイアンショットの構えは、フェースのトゥ側がコイン一個入る位上がっています。これを逆にします。逆というのはフェースのヒール側を上げる方法でクラブを上から釣り上げるような形になります。これですと接地面はアイアンやウェッジのトゥ側だけになり、芝に接触する面積が小さくなり、芝の抵抗を受けにくくなります。

びっくりするほど簡単にフェースとボールが簡単にコンタクトしますので、大きなミスにはなりにくいと思います。但し練習場で是非確認して貰いたいのですが、このショットには慣れが必要です。当たった瞬間は完全にトップしたような感触なのですが、ボールの勢いはありません。勢いのないボールがコロコロ転がっていくことを確認して欲しいのです。

グリーン近くまで来て、ボールポジションがあまり良くない場合、例えばベアグラウンドやザックリしそうなライ、ミスする予感がするライからこの方法で打ってみて下さい。良い結果が出ると思います。そしてスコアはすぐに5-10点は縮まるまずです。

なぜならアプローチやパターの今打つその一打がすぐスコアに反映されるからです。

スコアをまとめたい、でも....

コースレッスンで気が付いたこと

毎月2回、レッスンを受講している方を対象にコースレッスンを行っています。今回は最近のコースレッスンで気が付いたことをお伝えします。

1.今日はベストスコアを出すという強い思いを感じられない、伝わらない。

コースに何回も行きますと段々慣れてきます。ゴルフに慣れる、ラウンドに慣れる、気持ちも新鮮さが失せる、初志も失せることになります。このような慣れが気持ちの緩みにつながり、結果としてミスにも慣れることとなります。だからまたミスが出てしまうのです。このような時はミスの連鎖を止める強い気持ちを持ちましょう。

2.平らなフェアウェイでアイアンを正しく打てない。

練習場と同じような環境のフェアウェイで、いつも練習しているアイアンが打てません。皆さんどうしても「打とう」「当てよう」とするあまり、体が早く起きてしまいます。トップのミスが本当に多いのです。

アイアンの場合正しい軌道はボールをヒットした後ボールの左を打つことです。最下点はボールの位置より目標方向になければ正しい距離や方向を出すことが難しくなります。

インパクトゾーンで体を早く起こさずにボールをヒットすることは、それなりの体力と技術が要求されます。日頃から体を起こさずスウィングする練習を心がけましょう。

3.斜面でミスが連続する。

ミスショットをしてボールが斜面に行った場合、あまりにも簡単にミスを連続しています。前下がり前上がり、左足下がり左足上がり、これらの複合などの状況で考えなければならないことがあります。ダウンスウィングした時にヘッドは、まず高いほうに着地するという原則を忘れないことです。

クラブは緩やかな円軌道で振られますが、トップからの切り替えしは体の側面から後ろの方にヘッドがあることを忘れてはなりません。右斜め後方が高い場合ボールにインパクトする前に高い地面に先に当たるためダフってしまいます。前下がりなど後ろが高い場合、通常の向きで構えた場合体の後ろ側やボールの手前に先に当たります。このような状況の場合、目標から左を向くことでダフリを防ぐことができます。

日頃から、練習場で斜めに構えたり、極端にひざを曲げたり、腰を落としたりしてボールを打つ練習をお勧めします。また斜面やラフなどの難しい状況でFWなど長く難しいクラブを使うことを止めましょう。

4.一打の重みをもっと認識

一打の重みとは250ヤードも20cmも同じ一打であり、一打一打を大切にすることだと思います。90台でプレイする方がショットの不調で、今日は100叩く゚予感がしたとします。このような場合はコースラウンドが始まってからショットを修正せず、アプローチとパターに神経を使うべきでしょう。上級者になればなるほどショットの調子が悪くてもスコアをまとめてきます。

このことを初中級者はもっと参考にすべきです。プレイが始まればショットの良し悪しよりいかにスコアをまとめるかに執着すべきです。スコアに直結するショートゲームに神経を使い集中してプレイして下さい。

自分を褒める

自分を褒める

今日はゴルフの上達を目指す際に重要な要素となるモチベーション特に自分を褒めることについて話したいと思います。

プロや上級者全般に言えることですが、彼らは目標を設定してそれに基づいて練習しています。詳細に言いますと、現状を分析した上で、自分のターゲットを一年先や二年あるいは数年先に設定します。そのターゲットに基づいて練習のカリキュラムを作っています。

毎日の練習やレッスンまたは合宿などもスケジュールします。そして試合に臨み問題点をピックアップし課題をクリアすべく練習のメニューを変えて行きます。問題があれば都度コーチなどと相談し技術的な部分をクリアし自分のベストなスウィングが出来るよう継続して練習します。

さらに上を目指す人達の気持ちの持ち方、メンタル面はどうなのでしょうか?目標設定をした上で日頃から継続して練習することは「自分は出来る」という自信を強固なものにしていくことになります。

問題は試合などで思ったような力が出せず敗北してしまう、それによる挫折感を持つことです。平均的な一般ゴルファーの言い方で言えば、こんなに練習しても実際コースに出たら上手く打てない、スコアが思ったように良くならないなどのことです。

練習を継続しているのに、なぜ本番で力が発揮できないのか?簡単に言えばコースに出れば委縮してしまい自然にプレイができない、自分を見失ってしまう、コースで通常考えていることと待ったう違うことをしてしまうようなことが起こるからです。

このような場合、日頃から自分をもっと褒めてあげることが大切です。ミスした場合は事務的・機械的にミスを分析し「次は上手くやろう」でお終いにすべきです。ミスを引きずると次のショットに影響が出ますので、次のホールまでに気持ちを完全に切り替えることです。

問題はナイスショットをした場合です。ティショットやアイアンショット、難しい局面でのアプローチが上手く寄った時、いつも外しているパターが入った時です。「やったー」「今日はついている」でお終いにしていませんか?

このように成功した場合は、まずは失敗と同じように事務的・機械的に分析をすべきです。難しい分析は必要ありませんので、「タイミング良く振れた」「バランスが良かった」「体が起きなかった」「軸がブレなかった」などです。
そして大切なことは、結果が上手く行ったことをラッキーで済ませないことです。アマチュアの場合、例えばミスと成功の確立を50%と仮定した場合、ミスにはミスの成功には成功の原因があると考えるべきでしょう。

失敗した場合のことを皆さん良く覚えていますが、ゴルフの上達を目指す場合には大変大きな障害になります。前回プレイした時、このホールでティショットを曲げて池に入れたことなど鮮明に覚えておく必要は無いのです。寧ろ負の記憶が体をスムーズに動かすことを妨げてしまいますので同じようなミスが出やすくなります。

それよりも成功した時は、分析の後「やれば出来る」「段々上手くなって来ている」など自分を褒める言葉を声に出して呟いて下さい。上手く行った時に自分を褒めてあげることを継続していけば、体の動きがもっと良くなることはスポーツ全般に言えることであり、多くのメンタルトレーナーが推奨しています。

ご自分の潜在能力を高めるため、本番で結果を出していくためにも、成功した時は成功要因を分析の後、「やれば出来る」「段々上手くなって来ている」{その他自分に都合の良い言い方}などの表現で自分を褒めてあげて下さい。今後のモチベーションアップには必ず貢献するはずです。

2016年 夏季研修会

2016年Noda Golf School夏季研修会

6月19日(日)シラチャのカオキオCCで夏季研修会を行いました。当日の模様をお知らせします。

主旨
1.ゴルフのスコアアップや技術的な向上を図るためには、精神的な強化が必要
2.メンタル部分を強化することにより不安感や恐怖感を開放・払拭することができる
3.レッスン受講者やその友人のゴルフに対する向き合い方を理解しモチベーションをアップする
4.レッスン会・スリクソンXXIO試打会を開催する
5.ラウンド後のスコアに勝敗をつけないフリーラウンドとする
6.Noda Golf School のレッスン受講者とその友人の方々の親睦会

当日9:30からカオキオCCクラブハウスで受付を開始しました。参加者34名の内半数以上がバンコクからで、約1.5時間で到着します。9:00過ぎにはもう到着している方がおりました。皆さん早いですね。そして今日の天気は晴天です。でも午後から暑くなりそうです。

受付終了後ドライビングレンジで各自練習です。ネットの無い素晴らしい練習場で思い切り打てます。勿論バンカー、パッティンググリーン完備です。今回はスリクソン・スポーツ社からの応援があり試打会も開催しました。ゼクシオ9やスリクソンの新発売クラブを試打できるチャンスです。多くの方が新しいクラブにチャレンジしていました。

昼食後、9組がAコースCコースに分かれて12:00にスタートしました。Aコース1番は短いホールで比較的簡単ですが、Cコースは左がグリーンまで続く池、右がずっとOBのホールです。Cコースから出た場合は、この1番ホールをいかに無難にクリアするかがポイントになります。

私はCの1組目でスタートしました。その後後続の人達とラウンドレッスンをし、変則プレイでしたが、全組と数ホール一緒に回ってレッスン致しました。

カオキオCCは戦略的な発想で作られた27ホールの素晴らしいコースです。簡単なホール、難易度の高いホールをうまく組み合わせていますし、フェアウェイも真っ平らな場所はありません。ティショットが上手く行っても2-3打目で気が抜けないホールが連続します。100を切れない人達にはちょっと難易度が高かったと思います。

終了近くになって雷雨になりました。プレイは不可ですので、茶屋で一休みをしました。2-3ホール残しての雷雨でしたが何となく皆さん終了しました。30分以上待ったせいで親睦会・研修会は17:00を過ぎての開催です。

私から皆さんにご挨拶の後、研修会の内容・主旨をご説明しました。その後スリクソン・タイランド社長植田様から新製品のご案内説明がありました。

続いてレッスン受講者3名の方のお話がありました。最初はベスト76、女性K.Iさんの「ゴルフと私」、ベスト76のK.Hさんの「最近のゴルフに対する考え方」、日本から9年間、年2-3回レッスンに来られ80台でプレイされるJ.Aさんによる「ゴルフレッスン」でした。

最後に技術的な問題はクリアできても、いざ本番になると力が発揮できない場合のケーススタディを行いました。

朝一のティグラウンドでは特に緊張してしまう。その原因は皆に見られているという自分の内面的な問題から起因しています。失敗したらどうしよう、恥ずかしい思いをしたくないなどの気持ちが体を硬直させ、ミスを誘発します。まずはなぜ緊張するのかを一度掘り下げて考え、如何に緊張することが無意味なことであるかを認識する必要があるようです。

メンタル面を強化すること、コースマネージメントをしっかり行うことを中心に勉強しましたので、これからのスコアメイクが改善されると信じています。

開始から約2時間が経過しました。カオキオCCの日本人カスタマーサービス濱さんからカオキオCCのプロモーション内容等のご案内がありました。レッスンでも引き続きカオキオCCを利用させて頂きたいと思います。

今回の研修会はカオキオCC、スリクソン・スポーツ、レッスン受講者の皆様、その友人の方々のご協力があって開催することができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

次回は12月に冬季研修会兼忘年会を行います。

プロのスウィング要素を取り入れる

ショットが上手く出来なくなったり、スウィングが何らかの理由で壊れてしまった場合、好きなプロのスウィングを真似てみたくなります。あのようにスウィングすれば真直ぐ遠くまで飛ばすことができるという願望がそのようにさせてしまいます。

ただ現実的には他人のスウィングを真似ることは不可能と言って良いでしょう。でもプロのスウィングのパーツや要素を部分的に取り入れることは可能です。

目標に正しく向いたセットアップポジション、ハーフウェイバック、トップオブスウィング、ダウンの切り返し動作、インパクトの形、フォロースルー、フィニッシュと要所要所の形は取り入れることは可能です。でもスウィングは一連の動きであって、全体を全て同じように真似ることは出来ません。一般的には、スウィングスピードやスウィングテンポは上級者になるにつれて早いため、スウィングスピードの遅い方は早いスウィングができません。同じことをしようとしてもバランスが崩れてしまいます。

プロのスウィング要素を取り入れて、自分のスウィングを改善するには、まずプロの軸をキープする一連の動きを参考にすべきです。スウィング軸は正面から見た頭からへその正面軸、そしてスウィングをするための前傾軸があります。軸をキープするとは、この2つの軸を動かさないように体を回転させるという意味であり、一般的には頭を動かさないという表現をします。

スウィング軸の次は、トップからの切り返しが動作です。プロはトップからの切り返しは腰から行います。そして右手が真下に下がります。この動きにより正しいスウィング軌道つまりインサイドイン軌道ができるのですが、アマチュアの多くの方が上体スウィングのため、切り返しを上体でしようとします。これではアウトサイドイン軌道になってしまいます。

プロのスウィングを取り入れるならば、すべきポイントはもう一つあります。それはバランスです。どんな正しいスウィングもバランスが崩れてはスウィングにならないことを理解すべきでしょう。バランスを保つにはスウィングテンポが重要ですし、正しい体重移動が不可欠です。トップで右軸にしっかり乗ることで打つための準備が整います。ここから左軸に体重をスムーズに移動させることが重要です。

体重の移動とは腰の回転のことであって、直線的な左右の動き、つまり体ごと目標方向に動いていくスウェーではありません。スウィング軸をキープした上で回転による体重移動をすることがゴルフスウィングです。プロはこの部分は徹底的に体に叩き込んでいますので、自然な動きでボールをヒットしているのです。

確認です。プロや上級者のスウィングを全部真似ようとすることは体力的にも無理があります。しかしスウィングの要素を自分のスウィングに取り入れることは可能です。その要素とは軸をキープしスウィングをすること、トップからの切り返し動作は腰からスタートすること、バランスよく体重移動を行うことです。

最後のバランスよくスウィングをすることは最も重要であって分かりやすく言えば、フィニッシュが取れるスウィングを行うことなのです。フィニッシュが取れない場合はスウィングリズムが狂っている、体重移動のバランスが悪いなどの理由が考えられます。一般的に力が入り過ぎている、クラブを振り回しているということになります。

この3点はいつも皆さんにレッスンしている内容そのものですのでもう一度ご確認下さい。

自分のパーとの戦い

90から100前後のスコアで回る人にとって、スコアカードに記されているスコア通りのパーで上がることは憧れでもあります。

一番手っ取り早いコースのパー(スコア)をパーでプレイするには、スコアに直結するパターの練習頻度を高めること、アプローチの技術をアップすること、そしてパー3.4.5の中でパーの取りやすいホールは、ショートホールと呼ばれるパー3が一番チャンスがあるということを以前にお話しました。

でも中々現実はこのようにはなりません。池がある185ydsのパー3という場面で、距離に自信が無いにも拘らず5番アイアンやUTを持ってしまうという現実です。頭の中ではいつも練習している8番アイアンでグリーン手前に刻み、次打も練習しているアプローチでピンに寄せるという基本をついつい忘れてしまうのです。冷静に考えれば自分に出来ないことをやってはいけないことは分かりますが、ラウンド中の難しい局面でついやってしまうのです。

得意のクラブで刻むということに抵抗があるわけではないのに、一旦コースに出てしまうとつい同伴者と同じようなクラブ選択をして殆ど成功不可能な挑戦をしてしまうのです。

このような場合、オーバーに言えば心を改める必要があります。と言うより自分のポリシーが欠落していることを自覚すべきでしょう。練習場で出来ないことをコースでやることは、挑戦ではなく無謀としか言いようがありません。出来ることしかしない自制心が肝要であり、その自制心がゴルフのスコアを作ることを肝に銘じた方が良いと思います。

そこで皆さんに提案です。いつものプレイは1ホールごとのプレイを18ホールプレイするストロークプレイです。プレイしたストローク数の合計が1ラウンドのスコアになります。これを自分用マッチプレイに置き換えて見たらどうでしょうか。

どのようにするかと言いますと平均スコア108の人は全てのホール2オーバーになります。例えば1番ホールパー4を2オーバーの6で上がればスコアカードに記されているパーと引き分けです。2番パー3を池に入れてしまい6で上がったら3オーバーで負け、3番パー5を4オン2パットで6で上がったらボギーですから1オーバーで勝ちになります。

日本のゴルフは一般的にストロークプレイが主流で、1ホール毎のマッチプレイは亜流です。たまには現時点の自分とコースの戦いをしてみたら如何でしょうか。

但しこの考え方は大叩きを抑止する効果は少ないでしょう。その理由は、スコアカードのパーと自分のパーとの競争であって、大叩きをしても負けは負けになるだけなのです。例えばパー5で10を叩いても単なる1ホールの負けになるのみだからです。

いづれにしましても、ゴルフプレイは1ホールの積み重ねに間違いはありませんし、1ホールを作るのは1打の積み重ねです。1打に集中して自分のゴルフをして欲しいものです。経験年数が違う、技術も違う、スコアも違う同伴者と対等になることは絶対ありえないことです。自分のゴルフポリシーを1打1打徹底し、自分のパーにチャレンジして見て下さい。

ラッキーとアンラッキー

ゴルフプレイ中ナイスショットをしたにも関わらず、ロストボールとなってしまった、ディボット跡に止まる、スプリンクラーヘッドに当たって池に入ってしまうなどの不運に見舞われることがあります。

この時皆さんはどんな想いをされるでしょう。何でなんだ今日は、本当についてない、今日は最低の一日になりそうだ、いつもアンラッキーなことばかり起こるなどと思ったら負けなのです。

アンラッキーの反対にあるラッキーな出来事もラウンド中しばしば起こります。パー3で酷いスライスショットがグリーン横の木に当たって乗るまたは寄る、そしてホールインワンさえも出る場合があります。

アンラッキーが続いてもいつか必ずラッキーがやってきます。プレイヤーにはラッキーとアンラッキーがほぼ等しく均等的に訪れると思っても良いかと思います。

またラッキーアンラッキーは出そうと思って出るものではありませんので、正にゴルフは何が起こるか分からないと言われる所以です。プレイ中は何が起こるか予想不能であり、プレイを中断する以外ラッキーやアンラッキーの事象を止める訳にはいかないのです。

100を切る目標の方が前半パーを連続し、今日は凄いスコアになりそうだと思っても、その後に力が入り、またアンラッキーなどによって大叩きをしてしまうことが良く起こります。、結局平均的ないつものスコアになるのです。

反面80台の方がダボダボと何ホールか続いて今日は100を叩いてしまいそうに見えても、その後何とか凌いで80後半に収めてホールアウトする、ラッキーやアンラッキーが交互に出ながらいつものゴルフに収まるのが常だと思います。

ラッキーが出てもアンラッキーが出ても一喜一憂せず是非とも淡々とプレイして欲しいものです。このような心境に慣れることにより目の前のピンチに怯えたり、不安感で体が動かなくなることはクリアできます。

ミスしても命まではとられないという開き直りも、時には必要なことでしょう。練習場で打てるようになったショットは、コースでは是非チャレンジして下さい。難しい目標にチャレンジする気持ちは常に持つべきではないでしょうか。


頑張ることの意味

良くゴルフでは「今日は頑張るぞ」ということを言います。でも頑張るって何をどんな風に頑張るというのでしょうか?
答えの殆どは「いつもより良いスコアで回るように頑張ります」と非常に抽象的です。

でも良く考えてみましょう。ゴルフって頑張れば良いスコアが出るのでしょうか?
その答えは「ノー」です。そんなにゴルフが単純ではないことは皆さん良く知っています。

ではゴルフに頑張りは必要ないのでしょうか?上達するには絶対必要だと思います。がしかし付け焼刃ではありませんが、コンペの直前にボールを沢山打ってもあまり効果が無いように、今日のスコアを頑張るという気持ちだけで良くすることは100%不可能だということをもっと認識すべきでしょう。

具体的にどうすれば良いのでしょうか?まずは自分の目標が正しく設定されているかが重要です。例えば100を切れない方が、いつまでにどのような練習方法で達成するというスケジュールを作ることです。

例えば110前後の方が、1年後の目標を90に設定した上で、レッスンを受講したり練習を継続したりすることであり、途中での挫折は絶対に避けること、強い意志を目標達成まで継続することです。これが「頑張る」という本当の意味なのです。

また今日はコンペがあるとします。いつもより良いスコアで回りたいのは皆さん同じです。このような場合には、「ヨーシ今日は頑張って良いスコアを出すぞ」ではなく、前の日までにゴルフコースの情報を収集し、目標を立てるべきでしょう。

具体的には18ホールのコースには、パー3とパー5が4ホールずつあります。18ホール中8ホールです。残りはパー4が10ホールです。初級中級者がパーの取りやすいホールは、圧倒的にパー3ですので目標をパー3のパーまたはボギーにします。

スコアカードには、その距離やレイアウトが記されていますので距離の短いホールまたは易しいと思われるホールを選択し、この
パー3で好スコアを出すように、大叩きをしないように目標を立てます。

ゴルフは100を切れない方が、80台で回ることは絶対と言って良いほど不可能な数字です。もし前半で良いスコアが連続し未知の世界に入ったかに思われる自分のプレイは、18ホール中どこかで大叩きをしてしまい、最終的には辻褄が合うスコアに落ち着くのです。100を切れない人が80台で回れないと言われるのは、こういうことなのです。

ですから自分が好スコアを目指すなら、頑張るなどと言わずに出来ることを確実にやっていく、練習場でやったことが無いようなショットにチャレンジしないことです。自分をコントロールすることが大切ですが、コースでは全く無謀な攻め方をして大叩きをする方が圧倒的に多いと思います。

頑張ると言うのは正しい目標設定をした上で、自分をコントロールし、目標達成まで意志を継続させるという意味のことではないでしょうか。