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タイ・バンコクゴルフレッスンBLOG

ダフリの原因と対処

ゴルフを始めて間もないゴルファーの悩みはダフリやトップが多く、フェースに当たらないことではないでしょうか。

今回は、なぜダフリが起こるのか、ダフリの原因とその対処方法を考えてみたいと思います。

アイアンを例にとりますと、ボールの位置はスタンスの中央から左側にセットされなければなりません。クラブは体の中心軸を基本に振られますが、スウィングは腰の回転が伴うためスタンスの中央より左側でヘッドが着地します。そしてスウィングの最下点はボールの左側になります。

この場所にボールがセットされていなければダフリやトップなどのミスショットが普通に起こるということになります。

最も多いダフリの原因
1.体重が右にかかった状態でのインパクト
2.トップで作られた右手のコックの解除が早い

体重が右にかかった状態でのインパクトは、体重をトップの右軸足から左軸足に移動させるタイミングが遅れるため、右足前に近い場所にヘッドが降りて来ることによりダフリが発生します。

ダウンスウィング開始とほぼ同時に体重移動が行われ、軸を中心に回転運動が起こります。素早く右足から左足に乗ることが大切です。またバックスウィングで頭は多少右に動きますが、インパクト時に元の位置に戻す必要があります。

さてダフリの最も大きな要因は、トップオブスウィングからのクラブの引きおろしと右手首のコックのリリースが上手く出来ていないことによります。

トップで作られた右手のコックつまり「野球でボールを投げる時の手からボールが離れる直前の手首が折れた形」がダウンスウィングが始まると同時に解けてしまうことがミスの最大要因でしょう。

対処方法は、トップでできた手の甲の形を維持しながら、右ひじを真下に引き下ろし、ボールの直近までシャフトを立ててスウィングすることです。

このトップからの切り返し動作は、ゴルフスウィング解析で最も難解と言われている動きです。でも繰り返し練習すれば必ず出来るようになります。

ダフらないナイスショットを頭で理解し、体で覚えて下さい。

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タイのゴルフは危険が一杯

タイの正月ソンクラーン前後から一番暑い時期を迎えます。それ以降も日中の最高気温は普通に30度以上となります。

このような高温の中では、どのようなことを心掛けてラウンドをすれば良いのでしょうか。2017年に「暑季のゴルフ」をUPしましたが、今回は新しくタイに来られた方々に、タイのゴルフは危険が一杯という状況を知って頂くために再度注意点をお知らせします。

コースラウンド

ラウンド中プレイの継続が不能になるような状況を避けるために以下を提案します。

1.体調不良でコースに行かないこと
ラウンド前日に深酒や睡眠不足があれば、当日体力がより一層消耗します。前日には早く就寝し、朝は食事をしっかりとってゴルフコースに向かいましょう。

2.涼しい服装と首周りを冷やす工夫・日傘の使用
通気性の良いゴルフシャツを着用しましょう。そしてゴルフショップで首周りを冷やすアクセサリーが販売されていますので使用されたらいかがでしょう。水に浸して首に巻けば蒸発により冷却効果が期待できます。ラウンド中は涼しく過ごすことが一番です。また日傘は直射日光をガードします。

3.スタート前にスポーツドリンク、ラウンド中は水やドリンクで水分と塩分を補給
します。プレイ中は発汗により大量の水分が失われます。同時に塩分・ミネラルも一緒になくなりますので、適宜補充することが大切です。

4.早く上手くなること
ミスショットが連続する、右や左に行ってしまう、バンカーで何回も打ってしまうなど初心者状態のゴルフは体力を消耗します。早く上手くなれば効率の良い体力を消耗しないコースラウンドができます。

5.ビールはラウンドが終了してから
ラウンド中のビールは喉が渇いていることもあり美味いものです。でも美味いと思うのは飲んでいるその時であって、ラウンド中はさらに喉が渇いてきます。

本来的にゴルフはスポーツなのかレジャーなのかという議論もありますが、スポーツという感覚でゴルフをしている場合は飲まない方が良いでしょう。スコアはどうでも良い、という方もラウンド中の熱中症を防止したいなら飲まないことをお勧めします。飲むならスポーツドリンクや水です。

絶対注意すべきは、熱中症にかからないことです。では熱中症とはどんな症状なのでしょうか? 

1.熱失神
炎天下にじっと立っていたり、立ち上がったりした時、運動後などにおこります。
皮膚血管の拡張と下肢への血液貯留のために血圧が低下、脳血流が減少しておこるもので、めまいや失神(一過性 の意識消失)などの症状がみられます。足を高くして寝かせると通常はすぐに回復します。


2.熱けいれん
汗には塩分も含まれています。大量に汗をかき、水だけ(あるいは塩分の少ない水)を補給して血液中の塩分濃度が低下したときにおこるもので、痛みをともなう筋けいれん(こむら返りのような状態)がみられます。下肢の筋だけでなく上肢や腹筋などにもおこります。生理食塩水(0.9%食塩水)など濃い目の食塩水の補給や点滴により通常は回復します。

3.熱疲労
発汗による脱水と皮膚血管の拡張による循環不全の状態であり、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などの症状がみられます。スポーツドリンクなどで水分と塩分を補給することにより通常は回復します。嘔吐などにより水が飲めない場合には、点滴などの医療処置が必要です。

4.熱射病
過度に体温が上昇(40℃以上)して、脳機能に異常をきたし、体温調節が破綻した状態です。種々の程度の意識障害がみられ、応答が鈍い、言動がおかしいといった状態から進行するとこん睡状態になります。高体温が持続すると脳だけでなく、肝臓、腎臓、肺、心臓などの多臓器障害を併発し、死亡率 が高くなります。死の危険のある緊急事態であり、救命できるかどうかは、いかに早く体温を下げられるかにかかっています。
救急車を要請し、速やかに冷却処置を開始します。

参考:一般公益法人日本体育協会

不安感はクリア !!

皆さんご存知のようにゴルフは不安感との戦いといっても良いでしょう。

朝一ティショットは周囲の目を気にし過ぎて、当たるだろうか、ミスしたらどうしようなどと不安感を払拭していない状態からスウィングを始めてしまいがちです。打つ前からミスした後のことまで考えることはミスを誘導しているようなものなのです。

ミスして当たり前という現在の腕前を認識していれば、不安感で頭が一杯になる前に、「できる範囲のことをしっかりやろう」と考えるはずですが、なかなかそのようにはいかないのがゴルフの実情です。

ミスを誘発する不安感のクリア方法です。

1.ショットする前に現在のボールがある場所の状況をチェックする
2.打つべき場所は安全地帯にある目印を特定する
3.素振りをしてヘッドが地面に着地することを確認する(アイアンの場合)
4.軸を維持しながらリズム感を重視して打つ

この位のことは誰でもできる簡単なセットアップ方法です。この他にも自分がスウィングで重視していることを1~2程度加えても良いと思います。そしてこれらを毎回同じ手順で行うことが「セットアップルーティン」です。

大切なことはボールと向かい合い、これから打つという決意でセットアップが完了した以降は、頭の中が空っぽになっていることです。

アイアンをメインに説明していますが、セットアップが終了し、アイアンヘッドが地面についた時点でインプレイ(スウィングが始まる)になり、それ以降はスムーズなスウィングを行うためにもあれこれ考えないことです。

ゴルフは考えるスポーツですが、スウィングがスタートする直前には計画が終了し決断する必要があります。そしてスウィングの実行は無心で行う必要があるのです。計画し決断し実行した後、ショットの結果をすぐ分析すれば良いのです。良くても悪くてもです。

これが自分のデータとして蓄積されることが重要なのであって、一喜一憂している場合ではありません。分析し記憶(プロは結果もメモしています)することが大切です。

セットアップルーティンを習慣づけ、スウィングをするまでの流れ、つまり情報収集、目標設定、決断、実行が毎回同じようなリズム、内容で行われることでスウィング前に頭の中に不安感というスウィングを阻害する要因を排除できるのです。

朝一のティショット、アイアンショット等々すべてのショットにセットアップルーティンを導入し、不安感をクリアした状態でショットを心がけましょう。

短い距離のアプローチはパター感覚で

短い距離のアプローチはちょっとしたコツを覚えることで正確性がぐんとUPします。

この距離でザックリやトップでミスしてしまいスコアを悪くしている方には是非仕組みを理解した上、練習場でボールを打ち、コースで成功体験を積んでほしいと思います。

アプローチショットで易しいのはある程度距離がある場合だと思います。例えば30-50-75ヤードではクラブもある程度振らなければなりませんので、振り幅で距離感を覚えてしまえばそんなに難易度は高くないでしょう。

ですがカップまで10-15ヤードのグリーンに非常に近い場所で、パターで打ちたいけど打てない状況、例えば目の前にラフがある、砲台で距離感が難しいなどの場合は、どうしてもパター以外のクラブでアプローチショットをしなければなりません。

平らまたは多少の傾斜がある場合でも、アプローチは転がしが簡単です。打ち方は全くパターと同じといって良いでしょう。距離が短い場合はコックを使わないことは以前にもお伝えしていますが、手首を使うことは距離を出すことなので、このような短い距離の場合は手首をロックしたパタースタイルがミスを少なくすることができます。

使用クラブはPWやAWなどでしょう。SWの場合は56-58度などボールが上に上がりますので距離感は低く打つより難しくなります。ピッチエンドランから少し低めのボールをイメージします。スピンをかけて止めるというより、勢いの弱い低めのボールを打つイメージです。

練習すればすぐ分かりますが、シャフトが地面と平行になる位振っても手首をロックしているため、手とクラブヘッドの運動量の差が大きくないため、ヘッドスピードが上がらないため距離が出ないのです。

ただしグリーン奥にカップが切ってあり、20-30ヤード以上の距離がある場合は、多少手首をフリーにすれば距離感が合ってきます。コースの練習場で是非試してみて下さい。100切直前の方々には有効なショットになるはずです。

最後にアプローチで注意すべきはリズム感です。ゆっくり慌てずスウィングを心がけましょう。

再度グリップの強さについて

以前にグリップの強さについて以下のようなものをお伝えしました。

1.ドライバーなどフルショットで飛ばす場合は、グリップはソフトに握る。
2.飛ばさないアプローチやパターはしっかり握る

コースで皆さんを見ていますと1と2が逆転しているように見受けられます。ドライバーやアイアンのフルショットの場合肩や腕に力が入りグリップは100%近い力で握りしめているように見えます。

アプローチやパターのように遠くに飛ばさない場合、逆にリラックスしすぎている感があります。スコアが100前後の方の場合、ロングパットの距離感が重要になりますが、手首を動かすことにより方向性と距離感が一定しません。

そこでもう一度グリップの強さについて考えて見たいと思います。

1.のソフトに握る効果はヘッドの可動域を大きくすること、ヘッドスピードをアップする効果があります。この場合は正しいグリップで握る必要があります。なぜなら誤ったグリップでは、ソフトに握ってもヘッドが正しくターンしません。また、インパクトゾーンでフェースが開いたり閉じたりしてはボールが左右に曲がることに繋がってしまいます。

1.の効果を高めるには、肩の力を抜き腕をリラックスさせることが大切です。肩と腕がリラックスできればグリップは自然に柔らかく握ることが出来ます。飛ばしたい方、真直ぐボールを打ちたい方は、手のひらではなく、指の付け根で握るソフトグリップをお勧めします。

2.の飛ばさないコントロールショットやパターはしっかり握ってください。手首が動くということはヘッドの可動域が大きくなるため、ヘッドが走りスピードがアップします。飛ばす必要が無く、コントロールしたい場合は手首を使わない方が都合が良いのです。

まとめ
1.フルショットはソフトグリップで手首を使って飛ばす。
2.短い距離のアプローチやパターは手首を極力使わない。
3.握り方は指の付け根でグリップするソフトグリップ(パターを除く)

ショット前にすべきこと

コースレッスンは毎月行っていますが、先日のコースレッスンで特に感じたことがありましたのでお知らせします。

それはショットの前にすべき重要なことを省略して、いきなりショットをしてしまうことです。今回はこの重要な動作を省略することで起こるミスも含めてお話ししたいと思います。

ショットをするためには、まず目の前の景色を確認するとこらからスタートします。目の前の景色はショットによって毎回変わりますが、自分の球筋も考えながら、危険個所を避けて飛ばすべき場所を特定しなければなりません。

ドライバーの場合は自分の飛距離、球筋を考慮して、危険個所を避け目標を設定します。遠くに見える樹木や花などの景色を特定し目標を決め、その上で目標とボールを結んだ線をイメージします。

この線上でかつボールから50-100cmのところにスパッツを決め、その線と平行に立ちます。これで目標に正しく立てるはずです。勿論右肩が出ていないかというチェックも忘れてはいけません。

アイアンに関してはグリーンに乗せる場合を想定してみましょう。まずはボールの後ろに立ちグリーンを確認します。旗が左に立っている場合は右に、右に立っている場合は左に打つ、つまりどんな場合も基本はグリーンセンター狙いです。

アイアンの場合はフェアウェイを外した時は、傾斜地になる可能性があります。グリーンを見るだけではなく、ボールがある地面の観察は絶対にすべきでしょう。傾斜地なのに平らだと思い、スタンスを取りショットをすることでミスが高確率で発生します。

グリーンを外した場合のアプローチはスコアを決める重要なショットになります。10-30ydsの場合は積極的にグリーンまたはグリーン近くまで来て形状や落とし場所、そして距離を特定して下さい。

ボールがある芝目をチェックすることはとても重要です。順目なのか逆目なのかを実際にクラブを振って確かめる必要があります。

最後はパターです。パターはグリーンに上がる時に大まかな形状をチェックすることから始まります。いきなりボールの近くに行くのではなく、グリーン自体が饅頭型なのか手のひら型なのかチェックすることです。そしてボールとカップのライン、傾斜、距離等をチェックします。

グリーン上でいきなりボールをマークするのではなく、これらの作業つまり情報収集しなければなりません。勿論これらの動作は素早く行います。

そして必ずボールとカップを結んだ線の反対側からも確認することです。ボール側からカップを見るだけではなく、反対側から見ることでより具体的なラインと傾斜が分かるはずです。

ざっと挙げてみましたが、このようなショットをする前の重要な手順が疎かになっています。実はこれらの動作はプロや上級者は同然のようにチェックしている動作なのです。

これらの動作を行った上でのミスは、動作を行わずミスをする場合と次元が違うことなのです。

2019年 今年の目標は?

当スクールは駐在員の方がメインですが、5~10年前は40~60歳前後の方が圧倒的でした。最近は20代後半から40歳位までの方が多くなっています。駐在員の若年化が進んでいることなのでしょう。

タイに赴任してきますと半強制的にゴルフをしなければなりません。日本ではゴルフに全く興味がなく、あったとしても敷居が高い為、ゴルフをすることが無い状態からタイへ赴任が決まります。

タイに出張等で何回か来られた後に赴任される場合は、情報を収集していますので日本でクラブを購入しタイに赴任しています。中々しっかりしていますね。

このような場合は、レッスンもすぐ受けたら良いというアドバイスもあるのでしょうか、タイに赴任後すぐレッスンを受講される場合が多くなっています。

タイでの赴任期間は皆さんの話をお聞きしていますと4~5年のようです。どんな初心者の方でも3年あればゴルフは上達しますので、是非赴任期間内は真剣取り組んで欲しいです。身につけた技術は財産であり、日本に本帰国しても十分活用できる技術なのですから。

ゴルフ歴数年以上の経験者の方には、ゴルフ技術が停滞下降する、思ったように上手くならない最大要因は「不要な慣れ」とお伝えします。このコラムで何回もお伝えしています。ナイスショットにもミスショットにも分析や反省がなく、モチベーションが少しずつ低下していることに気が付かない状態で、時間が経過することが最悪の状況を作る元凶なのです。

このような場合には是非基本に立ち返り、ゴルフの組み立てをした方がよさそうです。コースでは無理なこと、無茶なことが自然に起こっているのであって、通常の精神状態では行わないようなことをするのが現場でのゴルフなのです。

基本に立ち返るとは、大きなスウィングが出来なくなった時にはハーフスウィングに戻すこと、それでも上手く行かない場合にはさらに小さなスウィング、ハーウェイバック(バックスウィングでシャフトが地面と平行)からのスウィングでスウィング軌道を調整すればショットは安定します。

そしてこの小さなスウィングこそが、アプローチの技術につながるのですから重要と言わざるを得ません。

今年は初心者の方から上級者の方まで是非ともして欲しいことがあります。それはショットが良くても悪くても分析するということです。良ければ自分を「褒めてあげる」、悪い場合は「なぜなのか」と分析する、その後に「練習場で修正する」この基本的なことを是非実行してほしいと思います。

2019年が素晴らしい年になりますよう祈念しております。


練習場シングル

皆さんは練習場シングルという言葉をご存知だと思います。

練習場ではシングル級のボールが打てるのに、本番ではシングルに程遠いボールでショットが乱れ、スコアメイクが出来ないゴルファーのことをさします。

まず何故練習場ではシングルクラスのボールが打てるのかを考えて見ます。

1.練習場では一球勝負はありません。失敗しても何球か打って失敗を調整できます。
2.そのためミスすることで発生するメンタル面での不安はありません。
3.ボールは数多く打つためじっくり考える必要もなく、ある意味テンポよくボールを打つことが出来ます。

ところが本番になると練習場と大きく違う事態となります。なぜ練習場と同じショットが打てないのでしょうか?

本番と練習場の違いを考えて見ましょう。
1.コースは一球勝負なのでプレッシャーがかかる
2.平らな場所は少なくショットが上手く出来ない
3.スウィングリズムや力加減が一定しないため飛距離が異なり、曲がる。
4.バンカーや池での対応が出来ない

大きく上げると以上になると思います。

確かに練習場のマットは滑るように考案されていますので、多少のダフリもカバーしてヘッドが前に出ていきます。ミスショットしていてもあまり気が付かない、気にならない。このような状況でいつもボールを打っているため本番のコースの芝との違いに気が付く必要があります。コースの芝生にはショットに対し、強い抵抗があるといっても過言ではありません。

いつも同じテンポで打つことも必要です。練習場ではポンポン打てるのに本番では考えすぎてしまうケース、逆にラフなどの芝の状況をチェックすべき時にさっと打ってしまうことなど色々あります。

特にショートゲームのアプローチやパターなどでは、グリーンまでの距離や落としどころ、パターでは傾斜や距離感などほとんど気にしないで打っているゴルファーを見かけます。情報収集はショットの前には不可欠ですので寄らない、入らないのが普通です。

本当のシングルプレイヤーは、何気なくプレイしていますが、物凄い情報収集能力があるといっても良いでしょう。この状況で何をすべきが分かっているといった方が良いかもしれません。

ここで一日も早くシングルに近づくための練習方法と考え方を提案します。
1.ショットの目標は迅速に正確に設定すること
2.練習場でのショットのスウィングテンポを少しゆったりすること
3.練習場ではしっかり地面をたたく練習をする
4.斜面を想定したショットの練習をしてみる
5.逆境に対応できるメンタルを養う

等ではないでしょうか。

これらが出来れば逆境にも強くなり、ピンチから脱出できるはずです。
練習場シングルから脱却するためには、技術とメンタルの両面を鍛える必要があるのではないでしょうか。

スウィングの軸とは

正しいスウィングを身につけるためにはスウィングの軸をキープする必要があります。今回はスウィングの軸についてです。

ゴルフスウィングには軸と言われるものが存在します。正面から見た場合こめかみからへその正面軸と呼ばれるもの、セットアップしボールと向かい合った時の前傾角度の前傾軸のことです。

正面軸と前傾軸がスウィング中、特にインパクトゾーンで動かないことが大切です。

正面軸はバックスウィングの開始時に右に動きやすく、スウェーに繋がります。スウェーは正面軸つまり頭が動くことと、腰が右に動くことに伴って右ひざが右に流れる複合的な動きで発生します。
スウェーをすることでインパクト=打点が定まらなくなり、ダフリ・トップが頻発します。

正しいスウィングが体の正面軸をキープしたまま体を回転させることに対し、正面軸が左右に動くスウェーによる直線的な動きでボールを打とうとするため、ボールが上がらなくなることが良くあります。右に動き目標方向に体が突っ込んでいることによるミスです。

一方前傾軸はどうなのでしょうか。

最も多いミスはバックスウィング開始時に前傾がきつくなる、バックスウィングからトップにかけて伸び上がる、そしてインパクト直前で伸び上がる動きで前傾角度が変わることの3点が典型的なミスになります。

バックスウィング開始時に前傾角度がきつくなりボールに近づく場合、正面軸をキープしたい願望があり、頭を動かしたくない意識が強く、ついボールに近づいてしまいます。左肩が下がりながら近づく場合がほとんどですので、ボールをぼんやり見るようにし、回転する意識を持てばスムーズはトップにつながると思います。

バックスウィング特にシャフトが地面と平行になるハーフウェイバック辺りから体が起き上がるスウィングをしている場合があります。前傾軸を回転しながらトップを作るという認識がまだ薄く、右腕で重い物を持ち上げるような動作になる場合トップでの伸び上がり動作が見られます。回転しながらトップを作る訓練が必要です。

最後にインパクトゾーンでの伸び上がり動作です。確かにインパクト後に前方への起き上がり動作はスウィングには必要です。でもボールを打つ遥か手前=インパクトゾーンに入る前から伸び上がることはミスショットに繋がります。

インパクト直前まで正面軸と前傾軸をキープし、ボールと体の距離が変わらないようにする必要があります。インパクトからフォロースルーで腕が伸びるまで二つの軸はキープしなければなりません。

今回のテーマである正面軸と前傾軸のキープの重要性は平坦ではない場所で顕著に現れます。

難しい斜面になればなるほど軸のキープが重要になり、軸が動けばすぐミスになるということです。例えば前下がりの斜面からのショットをする場合、腰を落とし腰かけたようなスタイルで正面軸と前傾軸を意識します。大振りをせずコンパクトなスウィングを心がけるという意味は、二つの軸を少しでも動かすことによって空振りやチョロのようなとんでもないミスにつながるということなのです。

また大きなスウィングトップを必要としないアプローチショットでも軸のキープが絶対必要になってきます。10-20ヤードのアプローチで上半身が左右に動いた場合はダフリ・トップになりやすく、正面軸が動き上半身から打ちに行った場合はすぐシャンクという大きなミスにつながります。

反面ドライバーのような大きなスウィングでは正面軸や前傾軸は多少のブレがあっても吸収できます。吸収とは動きがダイナミックであるため多少のブレでもなんとか当たるという意味です。ドライバーのフェースの大きさとティアップして打ちやすくすることがその証左です。

アプローチのような小さなスウィングをする場合や平坦地ではない難しい斜面でショットをする場合特に軸のキープが重要になることを理解して下さい。

今回は少し分かりにくいかもしれませんが、是非二つの軸=正面軸と前傾軸のキープを意識して練習されたら良いでしょう。ミスが格段に減ると確信します。

飛ばさない勇気と技術

ゴルフショットは真直ぐ遠くまで飛ばすことが理想です。がラウンド中飛ばさないことが求められる場合があります。今回は飛ばさない勇気と技術についてです。

ドライバーは真直ぐ遠くまで飛ばしたいものです。同伴者より少しでも先に行ってくれれば特に嬉しいです。こんなことはゴルファーなら誰でも思うことです。

でも皆さん考えて見て下さい。ドライバーを真直ぐ遠くまで飛ばしたからと言ってスコアが良くなるという保証は全くありません。確かにドライバーは「ゴルフの華」と言われ派手な部分ではあります。しかしその次、またその次が上手く行かなければ決して良いスコアでは上がれません。ドライバーショットは派手ですが、そっとそこにある、可もなく不可もなく出来れば良い、ベストはフェアウェイですが悪くても少しラフ程度で良いのです。

問題の第二打以降の話になります。ラフに入った場合です。深いラフでボールがすっぽり埋まっている場合どう対処しますか?一打目が林の中に入ってグリーンを狙えない場合どうしますか?

このようなシチュエーションでは、飛ばさない勇気、飛ばさないマネージメントが必要になります。飛ばさないということを簡単に説明しますと、飛ばさないイコールミスの連鎖を回避するということになります。ラフからグリーンを直接狙うことは絶対的に距離が必要になる場合が多く、無理して狙ってもラフの芝に負けてまた深いラフに入ってしまうことは避けるべきです。この場合の飛ばさない勇気は、グリーン方向とは異なるかもしれない安全なフェアウェイに出すことを指します。

林に入った場合も同様です。グリーン方向の僅かな空間を狙っても成功するはずがありません。そのような練習を全くやっていないからです。練習場で出来ないこと、したことがないことをせずに、素直に横のフェアウェイに出すことです。

飛ばさない勇気をもってフェアウェイに出す場合、注意しなければならないことがあります。距離を出そうとして欲を出さないことです。ラフからフェアウェイに出すには5-7番アイアンよりPWです。林から脱出するにはFWではなく低い弾道が打てるアイアンが良いでしょう。

このように安全確実にフェアウェイに出した後は、やりたいことをやれば良いと思います。チャレンジするのも、安全に固くいくのも選択肢です。もしグリーンを外れたら、いつも練習しているのアプローチで寄せれば良いだけです。

ゴルフショットは二度と同じシチュエーションに遭遇することが無いといわれています。毎回ショットは違う状況ですると言っても良いでしょう。そのような状況で飛ばす勇気、飛ばさない勇気の使い分けがスコアに反映されるという仕組みを是非分かって欲しいと思います。そして飛ばさない技術を練習場で練習すべきでしょう。

スコアがまとまらない方の多くは、難しい局面での対処に無理がある場合が多いと思います。斜面やラフ、林の中や木の根元にボールがあるときなど難しい状況にすぐ対応できる「引き出し」が不可欠だと思います。こんなときどうすれば良いのかじっくり考える時間はありません。多くの情報を持ちすぐ対応できる技術がコースラウンドでは求められるのです。

その意味では練習場で難しい状況を再現し、対処する練習は必要でしょう。思い切り体を左や右に傾けたり、膝を90度近く曲げて前下がりの状況を作り打ってみることです。コースラウンドでミスした状況を思い出し、やって見られたら如何でしょう。大切なことは軸をキープし、上下動や左右にぶれないこと、飛ばすという意識は持たないこと、70%程度に抑えたバランスの良いショットをすることです。